メルセデス・ランキング50位までに来季シード権

　女子ゴルフ国内ツアーのシード権争いも、今週開幕の大王製紙エリエールレディス（愛媛・エリエールGC松山）で決着を迎える。メルセデス・ランキング上位50位までの選手に来季シード権が付与されるが、50位の濱田茉優と51位宮澤美咲の差は8.90ポイント（pt）。逆転も可能で最後まで気の抜けない戦いとなる。

　12日まで行われた伊藤園レディスを終えて、メルセデス・ランキング50位は濱田で446.01pt。伊藤園レディスで22位に入ったことで16.50ptを得て51位から1つ順位を上げ、ギリギリシード圏内に入っている。しかし51位の宮澤は437.11ptで、まだ勝負はわからない。

　52位は柏原明日架。410.10ptで濱田とは35.91ptの差があるため、シード圏内に達するには今週上位に入ることが必須だ。大王製紙エリエールレディスでは2021年に2位となり、圏外から逆転でのシード権を獲得している。

　51位から55位の選手には来季1回目リランキングまでの前半戦出場権が与えられるため、55位に入るか否かも重要なポイント。現在は54位が脇元華（390.60pt）、55位が堀琴音（389.41pt）、56位が鶴岡果恋（376.08pt）。脇元と鶴岡の差は14.52ptで、結果次第では変動がありえる。

　優勝すれば無条件で来季シード権獲得となる。実力者揃いの女子ゴルフツアーも最終盤、山下美夢有、申ジエ、岩井明愛の年間女王争いとともに、シード権争いからも目が離せない。