桃田賢斗、世界1位圧倒 新旧王者対決で初V王手「あと1試合で成長した姿を見せたい」
新旧王者対決を制して、決勝に駒を進めた。バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2018」は15日に各種目の準決勝を行い、男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)は、ストレート(21-18、21-11)で世界ランク1位のビクター・アクセルセン(デンマーク)を破って決勝に進出した。
同世代のライバル・アクセルセンをストレートで撃破
新旧王者対決を制して、決勝に駒を進めた。バドミントンの国際大会「ダイハツヨネックスジャパンオープン2018」は15日に各種目の準決勝を行い、男子シングルスの桃田賢斗(NTT東日本)は、ストレート(21-18、21-11)で世界ランク1位のビクター・アクセルセン(デンマーク)を破って決勝に進出した。
第1ゲームの勝負所を粘り勝って、勝負を物にした。試合の立ち上がりから、アクセルセンが質の高いクリアで桃田をコート奥へ追いやり、長いラリーの展開になった。それでも、桃田はクリアに上体をあおられながらもドロップショットを連発するなど技術の高さを見せて対抗した。アクセルセンがリードする展開が多く、13-17と中盤でリードを奪われて「心が折れそうだった。あそこを取られていたら、どうなっていたか分からなかった」と苦しんだが、相手のスマッシュが外れて1点を取り返すと、そこから6連続得点で逆転。勝負所を迎え、相手のスマッシュがネットにかかれば桃田が「よっしゃあ」と叫ぶと、会場からは「もう1本!」のコールが響き、会場は熱気を帯びた。
特に17-17に追いついた後は、長いラリーの中でヘアピン勝負やバックハンドのドロップショットなど難度の高いショットの応酬となり、最後は桃田のクリアを最後まで見極めていたアクセルセンが股下からのクリアを放ってミスする形で得点を奪い、粘り勝ち。ゲームポイントも長いラリーからスマッシュを2本拾ってしのぎ、最後はアクセルセンのドロップショットがアウト。応援を背に受けた桃田が「足を入れて1球でも多く相手コートに返そうと考えていた」というラリーを制した。