「一塁線の奇跡」― 仰天の“2ランスクイズ二塁打”に米騒然「こんなの初めて見た」
米大リーグでスクイズを試みたバントが二塁打となり、2者が生還するスーパープレーが発生。信じられないような“2ランスクイズ二塁打”の一部始終をMLBが動画付きで公開すると、米ファンに「こんなの生まれて初めて見た」「史上最高のバントだ」などと驚愕が広がっている。
ブルワーズ・アルシアが演じた「一塁線上の奇跡」が話題「史上最高のバントだ」
米大リーグでスクイズを試みたバントが二塁打となり、2者が生還するスーパープレーが発生。信じられないような“2ランスクイズ二塁打”の一部始終をMLBが動画付きで公開すると、米ファンに「こんなの生まれて初めて見た」「史上最高のバントだ」などと驚愕が広がっている。
こんなバント、そうそうお目にかかれることはないだろう。世にも珍しい“2ランスクイズ二塁打”を演じたのは、ブルワーズのオルランド・アルシアだった。14日(日本時間15日)のパイレーツ戦、4-3とリードした6回1死二、三塁の場面だ。
その初球で仕掛けた。さっと身をかがめ、バントの体勢を取る。スクイズだ。高めに浮いた直球にバットを合わせた。内野陣もすかさず反応して前進。ここで、アルシアは意図的に強めに当て、プッシュバントを試みた。これが、なんとも奇跡的なドラマを生む要因となった。
一塁線にうまく転がした打球に前進していた一塁手が反応できず、一塁ベースのをすり抜けるように力強く転がっていった。まさかの展開に沸き上がるスタジアム。そして、白球は右翼ファウルゾーンへと転がっていく。三塁走者が生還し、二塁走者も一気にホームへ。右翼手が懸命に追いかけ、捕球するが、その頃には打者走者のアルシアも二塁まで到達していた。