22歳西郷真央、1年6か月ぶりの復活V「凄く苦しい時期が長かった」 6勝目は2位木村に3打差の完勝
女子ゴルフの国内ツアー・伊藤園レディスは12日、千葉・グレートアイランドC(6741ヤード、パー72)で最終日が行われた。2打差の首位で出た22歳の西郷真央(島津製作所)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算16アンダーで優勝。昨年5月のブリヂストンレディス以来、1年6か月ぶりのツアー通算6勝目を挙げた。2位は木村彩子、3位は蛭田みな美、吉田優利ら4選手が並んだ。優勝スピーチでは声を震わせ「凄く苦しい時期が長かった」と振り返った。
国内ツアー・伊藤園レディス
女子ゴルフの国内ツアー・伊藤園レディスは12日、千葉・グレートアイランドC(6741ヤード、パー72)で最終日が行われた。2打差の首位で出た22歳の西郷真央(島津製作所)が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算16アンダーで優勝。昨年5月のブリヂストンレディス以来、1年6か月ぶりのツアー通算6勝目を挙げた。2位は木村彩子、3位は蛭田みな美、吉田優利ら4選手が並んだ。優勝スピーチでは声を震わせ「凄く苦しい時期が長かった」と振り返った。
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2日目に9バーディー、ボギーなしの63で回り、トーナメントコースレコードタイをマークした西郷。この日は2番パー3でボギーを叩く序盤となったが、5番パー5で見事な2オンを見せて観客を沸かせた。イーグルはならなかったが、ここから3連続バーディーと一気にスコアを伸ばす。
勝負のサンデーバックナインでは12番パー3でバーディー。前の組でプレーする木村、蛭田らが差を縮めてきたが、15番パー5でバーディーを奪って通算16アンダーに乗せ、18番でウイニングパットを沈めると天を見上げて感極まった表情に。キャディーとハグを交わして優勝を喜び合った。3日間でボギー1つだけの安定した内容だった。
優勝スピーチで西郷は時折、声を震わせながら「今大会が私の6度目の優勝となったのですが、凄く苦しい時期が長かったので、またこうして優勝して支えてくださった方々に結果で恩返しすることができて本当にうれしく思っています」と安堵。「次の目標に向かって全力で頑張っていきたいと思いますので、引き続き応援よろしくお願いします」と呼びかけた。
西郷は昨シーズン、開幕戦のダイキンオーキッドレディスでツアー初優勝。開幕から出場10戦で5勝をマークするなど圧巻の強さを見せた。しかしその後は優勝から遠ざかり、最終戦のJLPGAツアー選手権リコーカップでは通算35オーバーで最下位に沈むなど苦しむ時期もあった。
今季は9月の住友生命Vitalityレディス東海クラシックから3戦連続トップ3入り。8月のCATレディースでは蛭田とのプレーオフにもつれ込んだが、惜しくも敗れて2位だった。1年6か月ぶり、長かったトンネルを抜けた西郷は米ツアーの最終予選会(Qスクール)を受験予定。今季最終盤に、最高の形で弾みをつけた。
(THE ANSWER編集部)