W杯2次予選、日の丸での活躍を米メディアも特集「ゴンザガのスターが白星に貢献」

　バスケットボール男子の五輪予選を兼ねた19年ワールドカップ（W杯）中国大会アジア2次予選は13日、世界ランク49位の日本がアウェーで同68位のカザフスタンを85-70で下し、白星発進。八村塁（ゴンザガ大）がチーム最多24得点と大暴れ。大会公式ツイッターが豪快ダンクを炸裂させたシーンなどを動画で公開し、高い注目度を伺わせているが、未来のNBA選手候補を米メディアも注目。「ゴンザガのスターが評判通りの活躍」などと報じ、称賛している。

　八村がモノの違いを見せつけた。味方からゴール下でパスを受けると、そのまま跳び上がってダンク。さらには、速攻からフリーのまま豪快にリングに叩きつけるなど、圧巻のプレーを連発させてチーム最多24得点をマークした。一連のプレーを大会公式ツイッターが動画付きで公開するなど、鮮烈なインパクトを残し、白星発進に導いてみせた。米名門ゴンザガ大に所属する逸材。代表での活躍を米メディアも注目している。

　放送局「NBCスポーツ」は「ゴンザガのスターが24得点で日本代表の予選での白星に貢献」と見出しを打って特集。「ゴンザガのスター、ルイ・ハチムラは再び、その評判通りの活躍を見せ、FIBAバスケットボールワールドカップ2019 アジア地区 2次予選、カザフスタン戦で85-70の勝利に貢献した」とレポートしている。記事では八村を「日本代表におけるスター」と評し、1次予選オーストラリア戦でも金星に貢献したことを伝えている。

　ゴンザガ大の地元紙「スポークスマン」は「ゴンザガ大のルイ・ハチムラ、かつての所属選手アイラ・ブラウンが日本代表のワールドカップ勝利で輝きを放つ」と特集を組み、八村がチーム最多の24得点、7リバウンドを記録したことなど活躍ぶりをレポートしている。NBAのグリズリーズとツーウェー契約を結んだ渡辺雄太とともに、将来のNBA選手候補として期待される逸材だけに、日の丸をまとった活躍が米国でも注目を浴びているようだ。