メルセデス・ランキング50位までに来季シード権

　女子ゴルフの国内ツアーも大詰め。山下美夢有、申ジエ、岩井明愛を中心にした年間女王争いに注目が集まる中、シード権争いも佳境に入った。今月16日開幕の大王製紙エリエールレディス（愛媛・エリエールGC松山）終了時点のメルセデス・ランキング上位50位までの選手に、来季シード権が付与される。

　5日まで行われた日米共催ツアー・TOTOジャパンクラシック終了時点のメルセデス・ランキングシード圏となる50位前後の選手は下記の通り。

45位　金澤志奈（489.84pt）
46位　天本ハルカ（484.73pt）
47位　木村彩子（455.07pt）
48位　笠りつ子（451.81pt）
49位　川崎春花（448.06pt）
50位　宮澤美咲（437.11pt）
51位　濱田茉優（429.51pt）
52位　柏原明日架（410.10pt）
53位　小滝水音（402.80pt）
54位　脇元華（385.70pt）
55位　堀琴音（378.20pt）

　このうち小滝は7月の大東建託・いい部屋ネットレディスで優勝している。圏内の50位・宮澤が437.11pt。今後2試合の結果次第で、まだまだ順位の変動がありそうだ。

　19年に2勝している柏原明日架は開幕から出場5戦連続予選落ちなど苦しんでいたが、10月のスタンレーレディスホンダで3位に入るなど後半戦でポイントを重ね、シード権が見える位置まで上がってきた。昨年まで2年連続でツアー優勝を果たしている堀は、直近10戦のうち5試合でトップ20に入っているが、宮澤とは58.91pt差。大きなポイントを取りたいところだ。

　優勝すれば無条件で来季シード権を獲得でき、51位から55位の選手には来季1回目リランキングまでの前半戦出場権が与えられる。女王争いの裏で、来季の職場を懸けた争いも熱を帯びている。