日米共催ツアー・TOTOジャパンクラシック

　女子ゴルフの日米共催ツアー・TOTOジャパンクラシックは5日、茨城・太平洋クラブ美野里C（6598ヤード、パー72）で最終日が行われ、稲見萌寧（Rakuten）が4バーディー、1ボギーの69で回って通算22アンダーで米ツアー初勝利。通算13勝目を挙げた。涙の1年3か月ぶりの勝利に、同期の菅沼菜々（あいおいニッセイ同和損保）も自身のSNSを通じて祝福。ファンからは「褒め称え合う姿カッコイイ」「人間としてもとても素敵」といった声が上がっている。

　祝福の思いが溢れ出た。昨年8月28日のニトリレディスでツアー通算12勝目を挙げて以来、約1年3か月優勝から遠ざかっていた稲見の復活。SNSで喜びを示したのは菅沼だった。LPGAの投稿を引用する形で自身のX（旧ツイッター）に「もねちゃんもねちゃんおめでとー！もねちゃんー！！」とつづり、絵文字もふんだんに盛り込んだ。

　ともに2018年7月28日入会の90期生。同期の絆は強く、菅沼がツアー初優勝を飾った今年8月のNEC軽井沢72では、グリーンそばで待っていた稲見との抱擁が話題を呼んだ。その“お返し”といわんばかりの祝福投稿にはファンから感動と称賛の声が寄せられた。

「な～ちゃんは優しいね」
「同期のもねちゃんが優勝して良かったね」
「こんな風に褒め称えあう姿カッコイイ」
「素直にライバルの勝利を称えることができるのは選手としても、人間としてもとても素敵です」
「同級生2人、切磋琢磨して、これから2人で、優勝争いをたくさん出来ると良いですね」
「想う存分祝福してやって下さい！」
「いつか…菜々ちゃんと稲見さんとの優勝争い…とか見たいな～」
「なーちゃんが初優勝の時、見守っていてくれたもねちゃん。今日は、なーちゃんが祝福する側。
そして、次は、、、」

　菅沼は初日こそ72のパープレーだったが、2日目からは60台で回って通算10アンダーの47位タイでフィニッシュ。「また来週頑張ります」と別投稿につづっている。