井上尚弥なきバンタム級で「世界最高だと証明する」 マロニーが4団体統一に野心「全て獲る」
ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジェイソン・マロニー(オーストラリア)が、来年の1月13日(日本時間14日)にカナダで同級13位サウル・サンチェス(米国)との防衛戦に臨む。権威ある米ボクシング専門誌「ザ・リング」はマロニーの意気込みを紹介。「2024年は私がバンタム級で世界最高であることを証明する年」と、スーパーバンタム級に転向した井上尚弥(大橋)不在の同級で4団体統一王者を目指す。
WBO世界バンタム級王者マロニーは来年1月に防衛戦
ボクシングのWBO世界バンタム級王者ジェイソン・マロニー(オーストラリア)が、来年の1月13日(日本時間14日)にカナダで同級13位サウル・サンチェス(米国)との防衛戦に臨む。権威ある米ボクシング専門誌「ザ・リング」はマロニーの意気込みを紹介。「2024年は私がバンタム級で世界最高であることを証明する年」と、スーパーバンタム級に転向した井上尚弥(大橋)不在の同級で4団体統一王者を目指す。
バンタム級では、前4団体統一王者の井上が転級によって今年1月に全てのベルトを返上。マロニーは5月にビンセント・アストロラビオ(フィリピン)との王座決定戦を制し、空位となっていたWBOの王座を獲得した。リング誌は「ジェイソン・マロニーがサウル・サンチェス相手にベルト防衛に臨む」と題し、決戦を前にしたマロニーのコメントを掲載した。
「サウルは間違いなく世界タイトルのためにハングリーに戦ってくる。しかし、これは私の時代だ」と防衛に自信を見せたマロニー。「私は世界王者になるという夢を達成した。しかし、2024年は、私がバンタム級で世界最高であることを証明する年だ。非常にアクティブな1年にしたい。他の王座も全て獲るつもりだ。私のミッションは4団体統一王者になること」と野望を明かした。
“モンスター”不在となったバンタム級では、4月に井上の弟の拓真(大橋)がWBA王座を、7月にアレハンドロ・サンティアゴ(メキシコ)がWBC王座を、8月にエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)がIBF王座を獲得。リング誌はWBO王者のマロニーを同級1位にランク付けしている。
2020年10月31日(同11月1日)に行われたWBAスーパー&IBF世界バンタム級タイトルマッチでは、井上に7回KO負けを喫したマロニー。モンスターが返上した4つのベルト獲得に向け、「まずはサウル・サンチェスを相手に感銘を与えるKO勝利をする」と防衛戦で幸先の良いスタートを切ることを誓った。
(THE ANSWER編集部)