日本の男子バレーが韓国リーグに「衝撃を与えた」 地元メディアも驚いた反則誘う“頭脳プレー”
Vリーグ男子1部に参戦するバレーボールチーム「パナソニック・パンサーズ」が韓国遠征で披露したプレーが、現地のバレー界を変える勢いで広まっているという。頭を使って点を奪う“頭脳プレー”として韓国メディアに紹介され、パナソニックも公式X(旧ツイッター)上に当時の動画を公開した。
8月の招待大会で与えた衝撃…サーブ直後に動く敵選手を利用し得点
Vリーグ男子1部に参戦するバレーボールチーム「パナソニック・パンサーズ」が韓国遠征で披露したプレーが、現地のバレー界を変える勢いで広まっているという。頭を使って点を奪う“頭脳プレー”として韓国メディアに紹介され、パナソニックも公式X(旧ツイッター)上に当時の動画を公開した。
韓国メディア「ニューシス」が「日本からやってきた2段サーブはVリーグの変数になるか」という記事で伝えている。問題のプレーはサーブの際にタイミングをずらず「2段モーション」だ。8月に行われた韓国バレー連盟杯に招待されたパナソニックの選手は、韓国チームの選手が相手のサーブ直後に移動するのを見抜き、サーブ動作に入る動きをして一瞬止めたのちにサーブ。「ポジショナルフォールト」の反則による得点を重ねた。
ルールを逆手にとった動きだった。バレーでは、サーブの瞬間だけは6人がコート内の決まったポジションにいなければならない。タイミングをずらすことで、サーブを打つ瞬間に相手選手が動いてしまうよう仕向けたのだ。
記事は「パナソニックの2段モーションは韓国男子バレーに衝撃を与え、公式リーグでも使われ始めた」と報じている。まずサントリーや全日本でプレーした荻野正二氏が監督を務める「安山OK金融」の選手が、サーブ時に様々なフェイントを使い始め、韓国のVリーグ開幕後に勝ち星を伸ばせなかったチームがそれに追随したという。
記事は「規定上、2段モーションは反則ではない」とする一方「今後議論を呼ぶ可能性がある。ポストシーズンの試合で2段モーションが乱発されれば、可否を巡って反発が起きかねない」としている。日本チームがもたらした改革は、どのような方向に向かうだろうか。
(THE ANSWER編集部)