ジオバニ・サンティリャンが6回KO勝利

　米カルフォルニアで開催されたボクシングのウェルター級12回戦で、7連続の右フックを浴びせてダウンを奪った無敗ボクサーに海外で注目が集まっている。ジオバニ・サンティリャンがアレクシス・ロチャ（ともに米国）に6回KO勝利した実際の映像を米プロモート会社が公開。「これはワイルドだ」「人生最高のパフォーマンスだ」などと米ファンの喝采を浴びていた。

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　サンティリャンが会場を沸かせたのは5回だ。残り1分を切ったところで一気に攻めた。右フックを1発、2発、3発……と続けて浴びせる。ガードを固めたロチャだったが、防ぎきれず顎に被弾し続け、最後は7発目を食らったところで耐えきれずダウン。立ち上がったロチャの顔は血でまみれていた。会場は騒然。次のラウンドでサンティリャンが決着をつけた。

　実際の映像を米プロモート大手ゴールデン・ボーイ社公式X（旧ツイッター）が公開。「サンティリャンの情け容赦ない攻撃でロチャがダウン」と紹介したほか、米専門メディア「ボクシングシーン.com」は「ジオバニ・サンティリャンがチャンスで魅せた　アレクシス・ロチャを殴り倒し6回KO勝利」との見出しで記事を掲載した。

　記事では「サンティリャンの拳が火を噴き、スタイリッシュにショーを閉幕させた一方、ロチャが6回に回復することはなかった」「サンティリャンはアクセルを強め、目が奪われるようなフック連打でロチャから再びダウンを奪った」などとこのシーンを描写。映像を見た米ファンからは「サンティリャンにとって人生最高のパフォーマンスだ」「右フック7連打を食らったら、守備の改善は必要だな！」「サンティリャンがロチャを完全に破壊した」「なんてこった！」「これはワイルドだ」などと驚きの声が上がっていた。この試合に勝利した31歳のサンティリャンは、プロ通算32勝（17KO）と無敗をキープしている。