NOBUTA GROUP マスターズGCレディース最終日

　女子ゴルフの国内ツアー・NOBUTA GROUP マスターズGCレディース最終日が22日、兵庫・マスターズGC（6495ヤード、パー72）で行われた。今大会予選落ちで日本ツアー引退となった2015、16年賞金女王イ・ボミ（延田グループ）はサイン会を実施。大行列の先頭には親友のキム・ハヌルがサプライズで登場し、「なんで来たの!?」と仰天した。

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　サイン会の先頭だった。黒い帽子にマスクをした女性。正体はハヌルだった。ともに日本ツアーで戦い、プライベートでも親交の深い同学年の2人。ボミは「なんで来たの!?　どうやって？」と感激し、ハグを交わした。

　ハヌルはボミを労うため、20日に韓国から来日。取材に応じ、「2年ぶりに来たけど、自分が引退した時のことを思い出します。サプライズで驚かせようと思ったけど、自分が泣きそうです」と笑った。旧友の功績には敬意を払う。

「日本で長い間、本当によく頑張ったと思う。しんどいこともわかっていたし、引退の心境も私はわかります。全身全霊を尽くしておめでとう、お疲れ様と言いたいです。今週の試合もテレビで見ていたし、会場に来たかったけど、どうしてもスケジュールが合わなかった。いい友達だし、良いライバル。同じ選手として本当に尊敬しています」

　とはいえ、会うのは1か月ぶりという。前日も連絡を取り合っており、「サプライズがバレたらダメなので、『お疲れ～』とそっけない感じで返しました」と笑顔。「互いにストレスのない幸せな日常しか待っていない」と第二の人生も絆は続くようだ。