帝拳の元3階級制覇リナレスが引退表明 0-3判定負けで決断、英報道「これが私の最後の試合だ」
ボクシングの元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳・ベネズエラ)が21日(日本時間22日)、英リバプールで行われたWBAインターコンチネンタルスーパーライト級タイトルマッチでジャック・カテラル(英国)に判定負け。試合後に引退を表明したと英メディアが報じた。通算成績は56戦47勝(29KO)9敗。
WBAインターコンチネンタルスーパーライト級タイトルマッチで敗れる
ボクシングの元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳・ベネズエラ)が21日(日本時間22日)、英リバプールで行われたWBAインターコンチネンタルスーパーライト級タイトルマッチでジャック・カテラル(英国)に判定負け。試合後に引退を表明したと英メディアが報じた。通算成績は56戦47勝(29KO)9敗。
英専門誌「ボクシングニュース」公式X(旧ツイッター)は「ホルヘ・リナレスがボクシングからの引退を発表する」とし、同誌に対してリナレスが「これが私の最後の試合だ。この試合に負ければ最後の試合になると家族に伝えていたんだ」と語ったことを伝えた。
38歳のリナレスは2002年に17歳で来日し、帝拳ジムに入門。2007年にWBC世界フェザー級王座を獲得し、初めてチャンピオンベルトを巻いた。翌年にはスーパーフェザー級で世界王者となり、2014年にWBC世界ライト級王座を獲得。3階級制覇を達成した。しかし、2021年5月のデヴィン・ヘイニー(米国)戦以降は3連敗。復活を期してカテラル戦を迎えていたが、勝利ならず。
米スポーツ専門局「ESPN」は「カテラルは5回に左のパンチでリナレスに衝撃を与え、ロープを掴ませた。その後もカテラルは何度かリナレスを傷めつけたが、KOの危機に追いやられることはなかった」と試合内容を伝えた。
記事によると、リナレスは「この男に負けるのは気分が素晴らしいものだよ。幸せだ」と勝者を称賛し、「彼はアメージングなボクサー。これ以上戦う必要はない。この試合についてはとてもハッピーだよ」とも語ったという。
(THE ANSWER編集部)