羽生がフリー1位! 宇野2位で上位独占 日本首位キープで3大会ぶりV射程
フィギュアスケートの世界国別対抗戦(代々木第一体育館)2日目は21日、男子シングルのフリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の宇野昌磨(中京大)は198.49点で2位。SP7位と不発に終わった羽生結弦(ANA)は200.49で1位だった。3大会ぶりの優勝を目指す日本は首位で終えた初日から順位を落とし、合計81点の首位で最終日を迎える。
世界国別対抗戦男子フリーは羽生&宇野でワンツー、最終日で3大会ぶりVへ
フィギュアスケートの世界国別対抗戦(代々木第一体育館)2日目は21日、男子シングルのフリーが行われ、ショートプログラム(SP)7位と不発に終わった羽生結弦(ANA)が200.49で1位。世界王者の底力を発揮した。SP1位の宇野昌磨(中京大)は198.49点で2位で上位を独占した。3大会ぶりの優勝を目指す日本は合計81点で初日に続いて首位を守り、最終日を迎える。
最終滑走で登場した宇野は、2本目の4回転フリップで着地でバランスを崩すなど、ジャンプでミスが出た。それでも、キレのあるステップやスピンを見せ、演技をまとめた。
初日はほぼノーミスの演技で自己ベストに迫る高得点をマークし、チームの初日首位発進に貢献。2日目はペアSPとアイスダンスのフリーで3位に順位を落とし、エース・羽生も200点超を出しながら不完全燃焼に終わったのか、悔し気な表情を見せた。プレッシャーのかかる状況で大トリを務めた宇野は滑り終えると、重圧から解放されたのか、少し安どしたような顔になった。
宇野自身はこれが今季最後の公式戦。世界選手権で2位に入るなど、充実のシーズンとなり、世界王者・羽生とともに日本男子を牽引する立場として、平昌五輪を控えた来季を迎える。
この日はペアSPの須藤澄玲、フランシス・ブードロオデ組は54.84点で6位、アイスダンスフリーの村元哉中、クリス・リード組は92.68点で6位となって一時3位に転落したが、羽生&宇野の“最強コンビ”の底力で首位に再浮上。最終日の22日はペアと女子シングルのフリーが行われる。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer