大谷翔平の新天地に「適さない6チーム」 米メディアが指摘する隠れた事情…問題のない4球団は
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季終了後にフリーエージェント(FA)となる。ワールドシリーズ後の争奪戦スタートを前に、獲得に乗り出しそうな球団が次々に報じられる中、「大谷に適さない6球団」を米メディアが発表した。現在所属するエンゼルスをはじめ、獲得に乗り出すという報道があるレッドソックスやメッツについても「合わない」理由を伝えている。
レッドソックスはすでに左打者偏重、ジャイアンツは勝てるチームではない?
米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は今季終了後にフリーエージェント(FA)となる。ワールドシリーズ後の争奪戦スタートを前に、獲得に乗り出しそうな球団が次々に報じられる中、「大谷に適さない6球団」を米メディアが発表した。現在所属するエンゼルスをはじめ、獲得に乗り出すという報道があるレッドソックスやメッツについても「合わない」理由を伝えている。
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米スポーツメディア「ブリーチャー・リポート」が「MLBのフリーエージェントに先立ち、ショウヘイ・オオタニに最も適さない6球団をランキングする」という見出しで伝えたもの。ランキング形式になっており、最も合わないのはレッドソックス、以下ジャイアンツ、エンゼルス、ヤンキース、メッツ、パドレスと並んでいる。
レッドソックスについては「地元メディア『MassLive』のショーン・マクアダムのレポートによると、明らかにオオタニは球団のオフシーズンの最優先ではない」としている。理由として、グラウンドの形状が特徴的な本拠地・フェンウェイパークについて「左打ちの強打者が、流し打ちのパワーがある場合のみ有益であって、それは大谷ではない」。打線が吉田正尚外野手ら左打者偏重となっていることもネックだとしており「すでにMLBでは最も左打者が多いラインアップの1つ」としている。
チームに必要なのは右打者だと断言。さらに「今すぐに先発投手が必要なチームの一つ」だとして、右肘手術の影響で来季は野手としてのプレーとなることが濃厚な大谷の優先順位は低いと位置づけている。
また、2位にランクされたジャイアンツも大谷の獲得に手を挙げるという説が根強いが、右翼のフェンスが高く、右中間が420フィート(約128メートル)と中堅より深い本拠地オラクルパークの“投高打低”が問題だと指摘。「右利き、左利きどちらのスラッガーにも優しいものではない」とした。
さらに、勝利に飢えた大谷の移籍先としてもふさわしくないという見方も。「球団の最近の“競争力”といえば、当時ですらまぐれのように見えた2021年の107勝の前後には、勝率.500前後のシーズンが3度。そして現在、特に強力なファームシステムもない」と、チーム力の向上が当面ないと予測している。