牝馬3冠リバティアイランド、圧勝劇の裏で“もう一つの快挙”に海外注目「とんでもない仔を…」
競馬の3歳牝馬G1秋華賞(芝2000メートル、18頭立て、稍重)が15日に京都競馬場で行われ、断然の1番人気リバティアイランド(牝3、中内田、父ドゥラメンテ)が中団から直線で抜け出す横綱相撲で圧勝し、史上7頭目の牝馬3冠を達成した。勝ちタイムは2分1秒1。阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞、オークスに続くG1・4勝目を挙げ、同世代牝馬に敵なしを証明したレースは日本だけでなく、海外でも話題に。その強さとともに、意外なところにスポットが当てられている。
G1秋華賞で堂々の横綱相撲
競馬の3歳牝馬G1秋華賞(芝2000メートル、18頭立て、稍重)が15日に京都競馬場で行われ、断然の1番人気リバティアイランド(牝3、中内田、父ドゥラメンテ)が中団から直線で抜け出す横綱相撲で圧勝し、史上7頭目の牝馬3冠を達成した。勝ちタイムは2分1秒1。阪神ジュベナイルフィリーズ、桜花賞、オークスに続くG1・4勝目を挙げ、同世代牝馬に敵なしを証明したレースは日本だけでなく、海外でも話題に。その強さとともに、意外なところにスポットが当てられている。
危なげない勝ちっぷりだった。ゲートを五分に出たリバティアイランドは道中、折り合いをつけて中団を進むと、鞍上の川田将雅騎手は3角で外にエスコート。そこからゴーサインに反応したリバティアイランドは4コーナーで早くも先頭に立ち、一気に後続を突き放した。ゴール前で3番人気のマスクトディーヴァに強襲されたが、それをも流す余裕でゴールイン。2020年のデアリングタクト以来となる牝馬3冠を難なく達成した。
この快挙は海を越えた海外でも「強すぎる」「凄いパフォーマンス」「4コーナーを上がる脚が違った」などと話題に。その中で注目されたのが母ヤンキーローズの存在。オーストラリア産馬のヤンキーローズは2016/17年に同国の最優秀3歳牝馬となり、生涯成績はG1・2勝を含む10戦4勝。同国の国際G1コックスプレート(芝2040メートル)でも強敵相手に3着に入る健闘を見せ、2017年の現役引退後は繁殖牝馬として日本にやってきた。初仔となったロムネヤ(牡4、父ディープインパクト)は13戦2勝。2番仔のリバティアイランドが牝馬3冠を達成し、実質2年目で早くも日本で大成功を収める形となった。
これには海外ファンも感慨深いようで、ネット上では「ヤンキーローズ、素晴らしい競走馬で素晴らしい繁殖牝馬!」「信じられない! 複数のG1勝利があるヤンキーローズがこんな仔を出すとは!」「ヤンキーローズはとんでもない仔を出した」といった声が上がっている。
(THE ANSWER編集部)