ずぶ濡れの大迫傑が7分40秒待った早大後輩ランナー感激 ファンも感銘「とても素敵な関係」
パリ五輪のマラソン日本代表を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が15日、東京・国立競技場発着で行われ、前日本記録保持者の大迫傑(Nike)は2時間9分11秒で3位。5秒差で五輪代表決定を逃したものの、土砂降りの雨でずぶ濡れになりながら早大の後輩・高田康暉(住友電工)を待ち続けた姿が「人としてできすぎ」「なんかグッとくるな」と話題に。その高田も感謝を述べている。
43位だった高田康暉が憧れの先輩に「悔しいはずなのにとても嬉しかった」
パリ五輪のマラソン日本代表を決めるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)が15日、東京・国立競技場発着で行われ、前日本記録保持者の大迫傑(Nike)は2時間9分11秒で3位。5秒差で五輪代表決定を逃したものの、土砂降りの雨でずぶ濡れになりながら早大の後輩・高田康暉(住友電工)を待ち続けた姿が「人としてできすぎ」「なんかグッとくるな」と話題に。その高田も感謝を述べている。
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大迫はずっと待っていた。上位2選手が五輪代表に内定し、3位は選考対象選手となるMGC。大迫は2時間9分6秒でゴールした赤崎暁(九電工)との2位争いに敗れて3位。しかし、土砂降りの雨という悪コンディションの中、ゴールしてもその場をなかなか去らず、トラック内に残った。待っていたのは、43位の2時間16分51秒でゴールした高田だ。早大競走部の後輩にあたるランナー。ゴールから7分40秒後、寒さの中、自らのタオルをかけて労う姿に感動が広がった。
その高田は自身のインスタグラムで「4年前、沿道で大迫さんの応援をして絶対ここで勝負したいと出場した今大会。悔しいし、苦しかった。けれど今の力の全てでした」と振り返った上で「ゴールして尊敬している先輩がずっと待ってくださってて悔しいはずなのにとても嬉しかった」と大迫への感謝を示し、タオルをかけられた場面の写真を掲載。「最高の42.195kでした。多くの応援ありがとうございました」と締めくくった。
投稿には労いとともに「感動しました あの場面テレビでみてて」「とても素敵な関係」との声も寄せられていた。
(THE ANSWER編集部)