サニブラウン、橋岡優輝が250人の小中学生と交流 熊本で一緒に走り伝えた陸上競技の楽しさ
熊本県水俣市のエコパーク水俣陸上競技場で7日、「地方企業からミライを スポーツフェス」と題したイベントが行われ、ハンガリーのブダペストで今年8月に行われた世界陸上男子100メートルで6位に入賞したサニブラウン・ハキーム(東レ)と、9月のダイヤモンドリーグファイナルで日本男子選手として過去最高の3位に入賞した走り幅跳びの橋岡優輝(富士通)が参加した。
「地方企業からミライを スポーツフェス」を熊本県水俣市で開催
熊本県水俣市のエコパーク水俣陸上競技場で7日、「地方企業からミライを スポーツフェス」と題したイベントが行われ、ハンガリーのブダペストで今年8月に行われた世界陸上男子100メートルで6位に入賞したサニブラウン・ハキーム(東レ)と、9月のダイヤモンドリーグファイナルで日本男子選手として過去最高の3位に入賞した走り幅跳びの橋岡優輝(富士通)が参加した。
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このイベントは、熊本県南部に位置する水俣・芦北地域の有志で作る「地方企業からミライをProject実行委員会」が主催。「スポーツを通じて体を動かす素晴らしさ、人と人とのつながりを創出し、地域の一体感を高めること、子供たちの健やかな成長を後押しすること」を目的に企画されたもので、およそ250人の小中学生が参加し、運動教室や記念撮影、トークショー、抽選会などで両選手と交流した。
第1部は小学1年生から4年生までが対象。開始前はおとなしくスタッフの説明に耳を傾けていた子供たちも、サニブラウンと橋岡が姿を現すと興奮した様子で歓声を上げ、一般の見学客らとともに大きな拍手で迎えた。
最初のプログラムとなった「足が速くなる運動教室」では、サッカーJ1セレッソ大阪の香川真司やバドミントンの桃田賢斗、そしてサニブラウンのトレーナーを務める名和大輔さんの指導の下、家でもできる取り組みを実践。2人組で向き合い、手をつないで行うストレッチ、体幹強化やバランス感覚の向上につながる片足立ちでの押し相撲などを体験し、初めは慣れない動きに戸惑い気味だった子供たちも徐々に慣れ、楽しみながら体を動かした。
その後は全員が参加しての50メートル走。最後の組で橋岡と一緒に走った小学4年生の白崎倖太くんは、「ストレッチをしたことで走るのが楽になった感じがした」との感想。2年生の頃から体力をつける目的で週に2日、地元のクラブで陸上を始めたそうだが、中心に取り組んでいる空手では全国大会にも出場経験があり、将来的に世界の舞台に出ていく選手になるという目標に向けても、貴重な学びと刺激を得た様子だった。