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「単純に6年生になるぐらいの長さを感じた」 6年ぶりツアー2勝目、苦しんだ森田遥に戻った自信

女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディスホンダは8日、静岡・東名CC(6590ヤード、パー72)で最終日が行われ、27歳の森田遥(新英ホールディングス)が2バーディー、ボギーなしの70で回り、通算13アンダーで6年ぶりのツアー2勝目を挙げた。優勝会見では「単純に、小学校1年生から6年生になるぐらいまでの長さを感じました」と久々の喜びを噛み締めた。

スタンレーレディスホンダ、ホールアウト後に小祝さくらとハグする森田遥【写真:Getty Images】
スタンレーレディスホンダ、ホールアウト後に小祝さくらとハグする森田遥【写真:Getty Images】

国内ツアー・スタンレーレディスホンダ

 女子ゴルフの国内ツアー・スタンレーレディスホンダは8日、静岡・東名CC(6590ヤード、パー72)で最終日が行われ、27歳の森田遥(新英ホールディングス)が2バーディー、ボギーなしの70で回り、通算13アンダーで6年ぶりのツアー2勝目を挙げた。優勝会見では「単純に、小学校1年生から6年生になるぐらいまでの長さを感じました」と久々の喜びを噛み締めた。

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 小祝さくらと並び、首位で出た森田。2番パー4、5番パー4でバーディーを奪ったが、後半は我慢の展開が続いた。2位に2打差をつけて迎えた17番。ティーショットが大きく右に曲がり、あわやOBかとヒヤリとするシーンも。しかし、ボールは木に直撃すると大きく跳ね、運よくフェアウェーまで戻ってきた。

「OBまでは行かないと思っていましたが、運が良かった。かなり左にキックして、しかもフェアウェーにあったので」。ここをパーで凌ぎ、最終18番でウイニングパットを沈めると、ギャラリーから大きな拍手が送られた。涙はなく、笑顔で同伴競技者たちとハグ。「本当にホッとした気持ちがまずあった。周りの方やサポートして下さってる方が私よりも信じてくれたので、数センチ先のカップを見たときにその思いを一番感じました」と優勝決定の瞬間を振り返った。

 2017年の北海道meijiカップでツアー初優勝。以来ツアーで戦い続けてきたが、長らく優勝から遠ざかった。今年は夏場に新型コロナウイルスに感染し、体調を戻すのに時間を要した。「(6年間で)1番しんどかった」と振り返るが、ベテラン勢の頑張りに鼓舞された。

「今は若い選手も勢いがありますが、上田桃子さんだったり、そういう世代を見て私も頑張らないといけないと一生懸命に鼓舞していた」

 妹でマネージャー兼キャディーを務める22歳の唯さんにも支えられ、ようやく掴めた2勝目。「また来週からゼロから始まる。同じように自分のゴルフに徹しながら、3勝目、4勝目を目指していければと思います」。自信が加わった穏やかな笑みで、今後の豊富を口にした。

(THE ANSWER編集部)


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