「日本バスケに学ぶ必要がある」 あのNBAスター姚明が男子低迷に危機感「中国は取り残される」
杭州で行われているアジア大会・バスケットボール男子で、地元・中国は3位だった。先月まで開催されたワールドカップ(W杯)でも敗れたフィリピンに、準決勝で76-77で屈し2連敗。中国協会の会長を務めている元NBAプレーヤーの姚明(ヤオ・ミン)氏は「日本のバスケットボールが成し遂げたことについて、中国は彼らの経験に学ぶ必要がある」などと語ったという。
中国男子バスケはW杯、アジア大会と振るわない結果に
杭州で行われているアジア大会・バスケットボール男子で、地元・中国は3位だった。先月まで開催されたワールドカップ(W杯)でも敗れたフィリピンに、準決勝で76-77で屈し2連敗。中国協会の会長を務めている元NBAプレーヤーの姚明(ヤオ・ミン)氏は「日本のバスケットボールが成し遂げたことについて、中国は彼らの経験に学ぶ必要がある」などと語ったという。
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中国メディア「新浪体育」は、姚明氏が3位決定戦で台湾を下した後に会見で語った内容を記事で紹介。「中国バスケは世界のバスケットボールの軌道から外れてしまった」と嘆き、世界のバスケットボール界については「非常に急速に発展しており、それはほとんど『冷兵器』から『火器』への転換だと言える。この点を認識しなければ、我々は更に後ろに取り残されることになる」と独特の表現で語ったとされている。
先月まで開催されたW杯で、日本が自力では48年ぶりの五輪出場を決めたのに対し、中国は1勝4敗に終わり、最終戦では同じアジアのフィリピンに75-96で敗れ、この大会での五輪切符を逃した。日本代表の成長ぶりは姚明氏にも印象的だったようで「日本のバスケットボールが成し遂げたことについて、中国バスケットボールは彼らの経験に学ぶ必要がある」と語り、自国の低迷に危機感を募らせていた。
身長229センチの大型センターとして、NBAロケッツでも活躍した姚明氏の言葉。同国メディア「ジーボーバ」も同様の記事を掲載したが、中国ファンから「日本には日本の良さや特徴があって、必ず参考にできることがあるはずだ」「スポーツと学科の教育を分離させたのでは、永遠にだめだ」「W杯の前から、日本チームのスタイルには学ぶべきところがあると思っていた。アジア人にふさわしい」「人から学んでも面目ないってことはない。恥ずかしいのは、成績が悪いのにえらそうな顔をすることだ」などと日本に学ぶ点があると感じるコメントも多数寄せられていた。
一方で「日本にバスケットボールを学ぶより、まずは自分たちの過去に学ぶべきでは?」「日本はバスケがうまい人の中から背の高いのを探す。中国は背が高い人の中からバスケができる人を探す」「ずっと日本バスケを押さえつけてきて、今度はなんと日本のバスケに学ぶ?はずかしい」「男子サッカーが日本に学ぶなら分かるけど、男子バスケットボールが日本に何か学ぶことがあるわけ?」「サッカーは日本に学べばいいけれど、バスケットボールはやっぱり欧米に学ぶでしょう」「フィリピンに学ぶんじゃないの?」などといった意見も書き込まれていた。
(THE ANSWER編集部)