バレーW杯

　バレーボール男子のパリ五輪予選兼ワールドカップ（W杯）は7日、東京・代々木第一体育館で世界ランク4位の日本が同7位スロベニアと対戦する。日本代表の高橋藍に、地球の裏側から届けられたエールを五輪公式が紹介。高橋は「ありがとうとしか言えないですね」と笑顔で感激していた。

　五輪出場へ一歩ずつ近づいている日本。貢献を続ける高橋に、嬉しいエールが地球の裏側、ブラジルから届けられた。

　試合後、スマートフォンを手渡された高橋は画面を見て「ボットロ？」と笑顔に。元チームメイトでイタリア代表のマティア・ボットロが、ビデオメッセージを送ってくれたのだ。「ハイ、ラン」と挨拶したボットロは「ガンバッテ」と日本語で一言。「オリンピックの出場権を獲得できることを祈っているよ。一緒にプレーできるといいな」とエールを送り、再び「ガンバッテ」と締めていた。

　ボットロは現在、イタリア代表としてブラジルで開催中の五輪予選プールBに出場中。笑顔で動画を見終わった高橋は「ありがとうとしか言えないですね」と感謝。「一緒にオリンピックで戦えることが僕たちの目標でもあるので、オリンピックで会えるように頑張りたい」と喜んだ。「センキューボットロ、チャオチャオ」とカメラに手を振った。

　実際の映像を五輪公式インスタグラムが公開。日本は7日、スロベニアと対戦。日本戦の前に行われる米国―セルビア戦で、米国が1セット以上を奪い、日本がスロベニアにストレート勝ちすれば、きょう日本のパリ五輪出場が確定する。