韓国バドミントン女子が炎上した敗者嘲笑動画を否定 誤解を生む編集で「絶対に違います」【アジア大会】
杭州アジア大会の女子バドミントン団体決勝で、金メダルを獲得した韓国選手が敗れた中国選手を嘲笑したとされる炎上動画について、当該選手が明確に否定した。誤解を生む編集がされており、選手にとっては災難といえる状況になっている。香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が報じた。
バドミントン女子団体決勝で思わぬ騒動
杭州アジア大会の女子バドミントン団体決勝で、金メダルを獲得した韓国選手が敗れた中国選手を嘲笑したとされる炎上動画について、当該選手が明確に否定した。誤解を生む編集がされており、選手にとっては災難といえる状況になっている。香港紙「サウスチャイナ・モーニング・ポスト」が報じた。
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発端は1日に行われた女子団体決勝の直後から出回った動画。金メダルを獲得した韓国のキム・ガウンは選手、コーチらがコートに集まり歓喜に沸く中、敗れたヘ・ビンジャオが涙をこらえるように天井を見つめた。映像はそれと重なるように、キム・ガウンがコーチと顔を見合わせ、天井を見上げる様子が編集されたもの。これが、ヘ・ビンジャオを嘲笑するものとして、物議を醸す事態となった。
記事によると、5日の女子シングルス準々決勝で敗れた後、キム・ガウンはこの件について問われると「この質問がもっと早く聞かれていればよかったと思います」と述べ、正直な想いと経緯を明かした。
「試合前、私が勝ったら優勝だから、私たちは泣かないと決めていたんです。もし泣きそうになったら、上を向いて堪えよう。私はそうするつもりでした。私たちの決め事でもあったんです。試合に勝った後、コーチが泣いていました。だから、彼女に泣かないように言ったんです。それで、この振る舞いをしたんです」
上を向く仕草はあくまで涙をこらえるため、事前に決めていたことだったと説明し、ヘ・ビンジャオが泣いていることにも気づかなかったと主張。実際、試合直後にキム・ガウンはひとしきり喜んだ後、ヘ・ビンジャオと握手を交わして健闘を称え合っており、問題とされたシーンはそれからしばらく経った後。編集されたように一連の出来事ではなく、キム・ガウンにとって誤解が生まれやすいものだったように映る。
キム・ガウンは「でも、私たちはこれが話題になり、最終的には編集された映像がこのような結果を招く可能性があると感じました。申し訳なく思います。ヘ・ビンジャオがこんな状況を見て誤解を生むんじゃないかと最も心配しています」と偶然の出来事ながらも謝罪した。振る舞いが故意だったかを問われると「絶対に違います」と断言。「ヘ・ビンジャオは私の最も好きな選手の一人。だからこそ、これが話題になってしまったことを後悔し、心を痛めているのです」と語った。
ただ、記事では「しかし、中国のバドミントンのファンはこのキムの説明に納得せず。ソーシャルメディアで怒りを表している」と中国のネット上は依然、炎上状態であると言及。「我々が信じると思うか?」「いじめ」「非常に不快だ」などの声が上がっているといい、キム・ガウンにとっては災難というほかない。
(THE ANSWER編集部)