レスリング19歳・藤波朱理が金メダル! “敵地”で東京五輪銀メダリストに完勝、公式戦130連勝【アジア大会】
中国・杭州で行われているアジア大会は5日、レスリングの女子フリースタイル53キロ級決勝が行われ、19歳の藤波朱理(日体大)が東京五輪銀メダリストのパン・キアンユ(中国)を破り、金メダルを獲得。公式戦の連勝を「130」に伸ばした。
杭州アジア大会
中国・杭州で行われているアジア大会は5日、レスリングの女子フリースタイル53キロ級決勝が行われ、19歳の藤波朱理(日体大)が東京五輪銀メダリストのパン・キアンユ(中国)を破り、金メダルを獲得。公式戦の連勝を「130」に伸ばした。
準々決勝でインド選手を、準決勝でモンゴル選手を破って決勝に進出した藤波は、東京五輪で銀メダルの実力者パン・キアンユと対戦。観客席から相手選手に大きな歓声が送られる完全アウェーの中、立ち上がり1分で4ポイントを獲得。試合を優位に進めると、さらにポイントを追加していく。その後も前に出てくる相手をいなしながら、第1ピリオドを8-0とリードした。第2ピリオドも冷静に相手の動きを見極め、残り1分57秒で10-0として金メダルを獲得した。
藤波は9月の世界選手権で2年ぶり2度目の金メダルを獲得し、悲願のパリ五輪出場が内定。中学時代から続く連勝記録を、今大会での3勝によって「130」に伸ばした。
また同日に行われた女子50キロ級で吉元玲美那(KeePer技研)が、女子57キロ級で桜井つぐみ(育英大)が金メダルを獲得しており、日本勢が中国の地で強さを示している。
(THE ANSWER編集部)