井上尚弥の「最大の悪夢になる」 標的タパレスが4団体統一へ堂々宣言「12月に一番良い状態に」
ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)との4団体統一戦に、もう1人の2団体王者マーロン・タパレス(フィリピン)が改めて意欲を示している。母国メディアは「日本のモンスターの最大の悪夢になる」と語った、と伝えた。
フィリピンメディアが本人を直撃
ボクシングのWBC&WBO世界スーパーバンタム級2団体統一王者・井上尚弥(大橋)との4団体統一戦に、もう1人の2団体王者マーロン・タパレス(フィリピン)が改めて意欲を示している。母国メディアは「日本のモンスターの最大の悪夢になる」と語った、と伝えた。
フィリピン地元紙「ザ・フィリピンスター」の公式サイト「フィルスター.com」は、「自信に満ちたタパレスは“モンスター”イノウエの悪夢になることを誓う」との記事を掲載。WBA&IBF統一王者タパレスが合宿地の米ラスベガス、ナックルヘッド・ボクシングジムで「数ラウンドのミット打ちに励んだ後、声明を発表した」として、コメントを紹介している。
「俺は来る12月、彼の母国で日本のモンスターの最大の悪夢になる」と切り出し、過去4度の日本での戦いで自身が無敗であることに触れながら自信を示した。
「毎日のトレーニングが常にスムーズに進んでいることをうれしく思う。俺のコンディションは良い感じで、スタミナ、耐久性、パンチのパワー、クイックネスも同様だ。だから、12月の対戦の夜までには、俺は今までで一番良い状態になっているだろう。(その頃には)イノウエにとって最悪の悪夢になる準備はできている」
同メディアは、プロモーターを務めるショーン・ギボンズ氏の談話も紹介。「マーロンはチャンスが少ないと見られていても、決して諦めない姿勢で知られている。彼はどんな状況でも戦う。彼はアジャストし、決して恐れない。彼はモンスターに襲いかかるだろう」と評し、「マーロンはキャリアで4回日本で戦っており、4勝0敗だ。そしてイノウエを倒して5勝0敗になるだろう」と自信を示した。
井上は7月にスティーブン・フルトン(米国)に勝利後、リングインタビューで「この会場にタパレスが見に来ているので、次戦スーパーバンタム級で4団体統一戦をしたいと思います!」と熱望。するとタパレスもリングに上がり、「自分自身がチャンピオンであることを証明したいので、ぜひ井上尚弥と対戦したい」と快諾して会場を盛り上げており、12月の4団体王座統一戦の実現が期待されている。
(THE ANSWER編集部)