海外テニスで衝撃の愚行 豪選手“怒りのショット”が審判の顔面直撃、即失格の危険行為を英紙報道
男子テニス選手が試合中に起こした愚行が波紋を呼んでいる。中国・上海で3日に行われた上海マスターズの予選トーナメントで、第4シードの世界ランク140位マルク・ポルマンズ(オーストラリア)が怒りまかせに放ったボールが審判の顔面を直撃し失格となった。この愚行を英紙も伝えている。
上海マスターズでの衝撃シーンが海外物議
男子テニス選手が試合中に起こした愚行が波紋を呼んでいる。中国・上海で3日に行われた上海マスターズの予選トーナメントで、第4シードの世界ランク140位マルク・ポルマンズ(オーストラリア)が怒りまかせに放ったボールが審判の顔面を直撃し失格となった。この愚行を英紙も伝えている。
スポーツマンとしてあるまじき行為だ。この日ステファノ・ナポリターノ(イタリア)と対戦していたポルマンズは、第1セットを7-6で奪うと、第2セットもゲームカウント6-6からタイブレークへ。そしてタイブレークでも6-5とリードし、あと1点を奪えば勝利という場面で、ポルマンズは相手のリターンに対して前に出てボレーを放つも、このボールがネットにかかってしまう。
すると自身のこのプレーに苛立ったのか、はね返ってきたボールをラケットでフルスイング。勢いよく飛んだボールがコート脇に座る審判の顔面を直撃した。
この愚行を英紙「デイリーエクスプレス」は、「マッチポイントを握ったテニスのスター、審判の顔面にボールを発射して即失格に」との見出しで報道。「マルク・ポルマンズは激しく叩きつけたボールが審判を直撃したことで、上海マスターズの予選トーナメントで失格となった」と、この行為により失格となったと伝えている。
そして「ポルマンズは第2セットのタイブレークで、ナポリターノのサーブで6-5とマッチポイントを握ったものの、ボールをネットに直撃させ、このチャンスをつぶしてしまった」「世界140位の彼はステファノ・ナポリターノとの試合のマッチポイントでボレーをミス。ボールを取るとイライラして叩きつけ、それが空中に飛んでチェアアンパイアに当たった」と衝撃的なシーンが起きた背景を説明した。
同紙は「ATPの行動規範では、たとえそれが審判に当たらなかったとしても、プレーヤーは怒ってテニスボールを打ってはならないと定められている」と記しており、失格となったポルマンズは「予選トーナメントで獲得した賞金とランキングポイントも失うことになる」という。そして「ATPがポルマンズにどれだけの罰金を科すのか、また、さらなる処分が下されるのかどうかはまだ分からない」と伝えている。
(THE ANSWER編集部)