女子サッカー日本が示した礼儀正しさ、敗れた中国ファンも絶賛「韓国とは違う」「悪口言えない」
中国で開催されている杭州アジア大会は3日、女子サッカーの準決勝で日本が開催国・中国と対戦。完全アウェーの雰囲気の中、4-3で勝利して決勝進出を決めた。試合後、日本の選手たちが中国の水慶霞監督に向かって一列に並び、深く一礼。この場面が中国メディアに取り上げられ、「こういう行動は尊敬に値する」「マナー、スポーツ精神の面で、日本はすばらしい」などと中国ファンからも多数の称賛を得ている。
杭州アジア大会
中国で開催されている杭州アジア大会は3日、女子サッカーの準決勝で日本が開催国・中国と対戦。完全アウェーの雰囲気の中、4-3で勝利して決勝進出を決めた。試合後、日本の選手たちが中国の水慶霞監督に向かって一列に並び、深く一礼。この場面が中国メディアに取り上げられ、「こういう行動は尊敬に値する」「マナー、スポーツ精神の面で、日本はすばらしい」などと中国ファンからも多数の称賛を得ている。
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白熱の試合を制した日本。試合後の行動が中国で称賛を浴びた。試合後、中国のベンチ前に並んだ日本の選手たち。対面するように立っていた水慶霞監督の方に、深々とお辞儀した。水慶霞監督は拍手で勝者を称えている。頭をあげた日本の選手たちは、今度は中国の控えメンバーや監督たちとタッチを交わして移動。友好ムードを感じさせるシーンだった。
中国メディア「ジーボーバ」は「相手への感謝!日本の女子サッカーチームが全員で水慶霞中国チーム監督にお辞儀をして感謝。水慶霞が拍手で応える」との見出しで記事を掲載。「アジア大会女子サッカー準決勝で、中国は3-4で日本に敗れた。試合の後、日本チームのメンバーが全員そろって中国チームの水慶霞監督にお辞儀をし、お礼の気持ちを伝えた。水慶霞監督はこれに拍手で応えた」などと伝えた。
この記事には中国ファンから多数のコメントが集まった。
「この礼儀はすばらしい。少なくとも韓国よりはいい。もちろん、水慶霞監督も女子サッカーの名士であって、余裕をもってこれに応えた」
「こう出られると……、悪く言うことはできないな」
「実力があるのに謙虚だと、悪口を言おうにもいえないな」
「日本のこういう行動は尊敬に値すると思う」
「なんだか、皮肉だなあ」
「やっぱり、スポーツマナー、スポーツ精神の面で、日本は素晴らしいと思う。韓国とは違う」
「これは、日本のリーグでサッカーをしたことのある先輩に対する礼だと思う。試合の結果に関わらず。でも、たしかに皮肉な感じがする。日本サッカーの未来が、すでに私たちの最強の今を打ち負かしたのだ」
「日本の第一線のチームだったら、この点差で負けても恥ずかしくはないが、U21に負けたのでは言い訳ができない。実力の差が大きすぎる」
「日本は好きではないけれど、しかし、日本のいろいろな面は認めざるを得ない」
「他国の1軍を打ち負かしたんだから、謝らないわけにはいかないだろう」
「中国サッカーが日韓に勝てるなら、私もお辞儀をしてもいいなあ」
「これじゃあ、日本の悪口は言えないなあ」
「中国の昔の人が残してきたものを、中国よりも日本や韓国が受け継いでいる」
様々な書き込みがあったが、概ね行動を好意的にみる声が多かった。日本は6日の決勝で北朝鮮と対戦する。
(THE ANSWER編集部)