ソフトボール日本、中国下してアジア大会6連覇! 41歳上野由岐子が好救援「ホッとしているのが一番」
中国で開催されている杭州アジア大会は2日、女子ソフトボール決勝で日本が4-0で開催国・中国を破り、前人未到の大会6連覇を達成した。そのすべてに出場してきた上野由岐子(ビックカメラ高崎)は5回のピンチでリリーフ登板。見事切り抜けると、試合終了まで投げ切った。2回1/3を2安打無失点、6奪三振の好救援。自身6個目の金メダル獲得となり、41歳が歓喜の輪の中心になった。
杭州アジア大会、内藤2ラン&先発・後藤も好投
中国で開催されている杭州アジア大会は2日、女子ソフトボール決勝で日本が4-0で開催国・中国を破り、前人未到の大会6連覇を達成した。そのすべてに出場してきた上野由岐子(ビックカメラ高崎)は5回のピンチでリリーフ登板。見事切り抜けると、試合終了まで投げ切った。2回1/3を2安打無失点、6奪三振の好救援。自身6個目の金メダル獲得となり、41歳が歓喜の輪の中心になった。
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日本が2002年の釜山大会から続く連覇を6に伸ばした。初回、4番の内藤実穂が豪快な中越え2ランを放って先制。その後は引き締まった試合展開となった。金メダルに輝いた東京五輪でも好投した22歳左腕・後藤希友がこの日も快投。4回までスコアボードに「0」を並べ、8つの三振を奪ったが、2点リードの5回に2死一、二塁のピンチを迎えた。
中国ファンが多数集まった球場は盛り上がるが、ここでベテランの上野がリリーフ登板。カウント2-2から最後はチェンジアップで見逃し三振に斬って取り、逆転ムードを一瞬で消し去った。上野は6回も続投。先頭打者の4番レン・ミンに右前打を許すが、後続を2者連続三振に仕留め、2死からは強烈な打球を二塁手・川畑瞳が倒れこみながらも好捕。バックも上野を盛り立てた。
日本はその裏、1死一、三塁の好機で原田のどかが左前タイムリー。さらに一、三塁からダブルスチールが成功して4点目を奪った。最後も上野がマウンドに上がり、先頭打者を空振り三振。1死から左前打を打たれたが、動じずライズボールで空振り三振に仕留め、最後も三振斬り。優勝が決まり、マウンド付近にできた歓喜の輪の中心になった。
上野は試合後のインタビューで「結果としてはホッとしているのが一番ですが、6大会に参加できたことにいろいろ感謝だなと思います」と感慨深げ。マウンドに上がった時については「ランナー背負っているケースはとにかく力まないこと。自分のボールを信じて、丁寧にコントロールミスをしないことを意識している。上手に抑えられてよかった」と振り返った。
これで日本は02年の釜山大会からアジア大会6連覇を達成。上野は全てに出場しており、6つ目の金メダルとなった。五輪では04年アテネで銅、08年北京、21年東京で金と3つのメダルを獲得している。41歳でも未だ存在感抜群の右腕がまた一つ勲章を手にした。
(THE ANSWER編集部)