暴挙のサッカー北朝鮮、中国からも非難 威嚇された日本スタッフに同情「野蛮な人はこんなもの」【アジア大会】
中国・杭州で行われているアジア大会は1日、男子サッカー日本代表が準々決勝で北朝鮮と対戦。2-1で勝利し、準決勝進出を決めた。北朝鮮に6枚のイエローカードが提示され、試合後には主審に詰め寄るなど大荒れの展開に。試合中、日本のスタッフに拳を振り上げて威嚇する選手もおり、波紋を広げている。開催地・中国のファンも驚きを隠せなかった様子。同国版SNS「ウェイボー」には「酷い話だ」「荒っぽすぎる」などと様々な声が書き込まれていた。
杭州アジア大会・男子サッカー準々決勝
中国・杭州で行われているアジア大会は1日、男子サッカー日本代表が準々決勝で北朝鮮と対戦。2-1で勝利し、準決勝進出を決めた。北朝鮮に6枚のイエローカードが提示され、試合後には主審に詰め寄るなど大荒れの展開に。試合中、日本のスタッフに拳を振り上げて威嚇する選手もおり、波紋を広げている。開催地・中国のファンも驚きを隠せなかった様子。同国版SNS「ウェイボー」には「酷い話だ」「荒っぽすぎる」などと様々な声が書き込まれていた。
MF佐藤恵允に後ろからスライディングタックルを食らわせるなど、ラフなプレーで6枚のイエローカードが提示された北朝鮮。試合終了のホイッスルが鳴ると、複数の選手が主審に詰め寄り、手を払いのけるなど怒りを露わにしていた。さらに後半27分過ぎのプレーが止まっているタイミングでは、DFキム・ユソンが日本スタッフから給水ボトルを強奪し、拳を振り上げて威嚇するシーンもあった。
日本だけでなく、他国のファンからも北朝鮮の暴挙に非難が集まったが、開催地中国ファンもこの出来事に注目した。ウェイボーに中国のオンラインメディアが北朝鮮選手たちの様子を伝えた記事が投稿されると、「水を奪ったのも酷い話だ。日本のスタッフは善意で渡しているのに、その人に対して拳をあげている」「野蛮だ」「監獄から出てきたみたいだ」「誰に負けたとしても、韓国と日本には負けられないんだ」などとコメントが寄せられた。
ウェイボーではこのほか、日本メディアがこの出来事を伝えたことも紹介されており、特に日本のスタッフが威嚇された場面が注目された。「野蛮な人はこんなものだ。他人の水を奪っておいて、更に殴ろうとする」「これはサッカーの試合であって、イデオロギーの直接的対抗じゃないんだ。目覚めてほしい。本当に恐ろしい」「劣等感を持っていると、人は過敏になり、メンタルが弱くなり、気が荒くなる」「北朝鮮は荒っぽすぎる。試合全体でイエローカードが6枚も出ている。みんな、サッカーの試合をしに来ているのであって、喧嘩をしに来ているわけではない」「こんなに野蛮なことをしていたら、誰からも認められない」などと非難と同情が浴びせられていた。
他にも「みんな汗びっしょりで水を補給する必要がある。チームによって備えも違うのだから、主催者側がミネラルウォーターでもフィールド脇に置いて、こういうことがないようにするといいと思う。大会にとっては、大した出費でもないだろう」「日本のスタッフは、北朝鮮が水を欲しがっているのに対してすぐに水を渡している。それなのに、北朝鮮選手は手をあげた」などといった意見が書き込まれていた。
(THE ANSWER編集部)