中国の背泳ぎ5冠エースが入江陵介に持つ最大級の敬意「彼と世界のアジア背泳ぎの地位守りたい」【アジア大会】
アジア大会の競泳で金メダル5つを獲得した背泳ぎの徐嘉余が、5大会連続出場を果たした日本の入江陵介に対する敬意を述べている。
入江陵介に憧れる徐嘉余
アジア大会の競泳で金メダル5つを獲得した背泳ぎの徐嘉余が、5大会連続出場を果たした日本の入江陵介に対する敬意を述べている。
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中国競泳界のスター、徐嘉余は前回ジャカルタ大会に続く5つの金メダルを獲得。29日に行われた最終日の200メートル背泳ぎで有終の美を飾った。中国メディア「潮新聞」によると、徐嘉余は「2回目(今大会)は1回目(ジャカルタ大会)より難しかった。この金5つは自分の心を克服した結果という面が大きい。(今回の大会でのパフォーマンスは)完璧に近かった」としながらも、最も課題の多かった200メートル背泳ぎをさらに改善したいと述べたという。
28歳になる徐嘉余は、来年のパリ五輪出場について明言はしなかったが、長く選手生活を送る日本の入江を見習い、できるだけ多く試合に出たいという意向を持っているという。26日に掲載された「東方体育」では「長年のライバル入江はすでに33歳だ。世界の水泳界で長年闘い、その背泳ぎは『教科書』とまで呼ばれている。徐嘉余はずっと、その入江に憧れてきた」と報じていた。
記事によると、入江が銅メダルを獲得した50メートル背泳ぎで金メダルを獲得した後に徐嘉余は「入江選手からバトンを引き継ぎ、入江選手とともに世界の舞台におけるアジアの背泳ぎの地位を守りたい。それができたなら、とても光栄だ」と述べ、「自分が最大限の力を尽くすこと。それが相手(入江)に対する最大の敬意だと私は思っている」とアジア競泳の背泳ぎを引っ張って来た入江に対し、最大限のリスペクトを払った。
5大会連続出場となった入江は100メートル背泳ぎ銀メダルをはじめ、リレー含め4つのメダルを獲得。大会通算18個目のメダルとなった。33歳にして情熱を絶やさず泳ぎ続ける雄姿は同じアジアのスイマーにとっても良き模範となっている。
(THE ANSWER編集部)