アジア大会サッカーで後半AT巡り物議 中国に敗れた監督が批判「6分なのにプレーは実質1分だけだ」
杭州アジア大会の男子サッカーで主審の判定を監督が批判する事態が発生した。27日に行われた決勝トーナメント1回戦、中国がカタールを1-0とリードして後半アディショナルタイム6分に突入したが、両軍の小競り合いが発生。プレーが長く止まったものの、その時間が加味されず、試合終了となった。カタールの監督は「私たちは実質1分あまりしかプレーができなかった。これは、受け入れがたいことだ」と主審を批判した。
アディショナルタイム内に小競り合いでプレー止まるも反映されず
杭州アジア大会の男子サッカーで主審の判定を監督が批判する事態が発生した。27日に行われた決勝トーナメント1回戦、中国がカタールを1-0とリードして後半アディショナルタイム6分に突入したが、両軍の小競り合いが発生。プレーが長く止まったものの、その時間が加味されず、試合終了となった。カタールの監督は「私たちは実質1分あまりしかプレーができなかった。これは、受け入れがたいことだ」と主審を批判した。
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前半3分に先制した中国は試合終了間際、時間稼ぎに出て逃げ切り態勢に入った。6分と表示された後半アディショナルタイムに突入した直後、中国の選手がカタールの選手に激しくチャージ。苛立ったカタールの選手が中国の選手を突き飛ばし、両軍が入り乱れる一触即発の事態になった。こうした小競り合いでアディショナルタイム内はほとんどプレーが止まっていたものの、その追加分はなく、試合はアディショナルタイム6分台で終了した。
これに納得がいかないのがカタール。試合後、選手たちが審判に詰め寄り説明を求めた。中国メディア「澎湃新聞」によると、カタールの監督は会見で「中国チームが早い段階でシュートを決めたのは素晴らしかった」と勝者を素直に称賛しながら「良い試合だったが、アディショナルタイムは6分だったが、(試合が中断されていて)私たちは実質1分あまりしかプレーができなかった。これは、受け入れがたいことだ」と主審を批判した。
勝った中国のSNS「WEIBO(ウェイボー)」でも「勝って少し良い気持ちになっていたのに、また気分悪くなってきた。カタールに4分やるべきだろう」「少なくとも4分は損したはずだ」「カタールも負けを認めるべきだろう!」「今日の最大の収穫は、アジアの範囲内で試合をすれば、審判が『後押ししてくれる』ってことが分かったことだ」「中国がベスト8になったというだけでいいじゃないか。その他のことはあまりこだわる必要はない」とさまざまな意見が上がった。
(THE ANSWER編集部)