錦織、最終セットの勝率は驚異の「.756」! 米メディア「過去50年で男子最高」
テニスの全米オープンは5日(日本時間6日)男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク19位の錦織圭(日清食品)が同7位のマリン・チリッチ(クロアチア)に2-6、6-4、7-6、4-6、6-4で勝利。フルセットの激戦を制して2年ぶりの4強入りを果たした。粘り強いテニスこそ錦織の真骨頂。この勝利で1968年のオープン化以降、男子選手史上最高級の勝負強さを示していることが明らかになった。
錦織の勝負強さを裏付ける驚異のデータが明らかに
テニスの全米オープンは5日(日本時間6日)男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク19位の錦織圭(日清食品)が同7位のマリン・チリッチ(クロアチア)に2-6、6-4、7-6、4-6、6-4で勝利。フルセットの激戦を制して2年ぶりの4強入りを果たした。粘り強いテニスこそ錦織の真骨頂。この勝利で1968年のオープン化以降、男子選手史上最高級の勝負強さを示していることが明らかになった。
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2014年大会の決勝戦のリマッチとなったチリッチとの一戦。4時間超の死闘を全米で中継した米放送局「ESPN」のデータ専門公式ツイッター「ESPNスタッツ&インフォ」は、ニューヨークで4年越しのリベンジに成功した錦織の衝撃的な勝負強さを示すデータを明らかにした。
「チリッチは全米オープンでの5セットマッチで8勝2敗。どちらの敗戦もケイ・ニシコリによるもの。ニシコリは最終セット(3セット目か5セット目)での成績が121勝39敗で勝率.756に。これは最終セットを最低75セットプレーしたオープン化後の男子選手の中で最高勝率」
フルセットの死闘で錦織の通算勝率はなんと75.6パーセント。これはオープン化後の男子選手で史上最高の数値だという。一方、チリッチは全米オープンでフルセットに持ち込んだのが、これが10試合目。うち8勝と絶大な勝負強さを見せているが、黒星は2010年大会と今大会の錦織戦のみだ。
初のグランドスラム制覇まで残り2試合。正念場で男子最強の強さを誇る錦織は宿敵を倒した勢いそのままに頂点にたどり着けるだろうか。準決勝の相手は世界ランク7位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と世界ランク55位の伏兵ジョン・ミルマン(オーストラリア)の勝者となる。
(THE ANSWER編集部)