屋根付きのスタジアムが敗因!?　「コンディションの影響でプレーがスローに」

　対峙していたミルマンはフェデラーのパフォーマンスがいつも通りではないことを感じていたのだろう。実に謙虚だった。

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　確かにフェデラーはダブルフォルトが10本。アンフォーストエラーが76本を数えるなど、精彩を欠いていた。その理由について、アーサー・アッシュ・スタジアムに関して2年前に屋根をつけてからコンディションが変わったと主張している。

「屋根がつけられて以来、スタジアム内で空気の循環がないと感じているんだ。これは全米オープンをまったく違うものに変えてしまった。コンディションの影響でプレーがスローになっている。パンツも何もかもが（汗で）ずぶ濡れになるよ」

　暑さが敗因につながったと語るフェデラー。過酷なコンディションの中で熱戦が続く全米オープン。王者にとってもそれは例外ではなく、波乱の結果につながってしまった。