那須川天心が初KO宣言「言われるんだったらやってやる」 メキシコ王者グスマンと初対面「この日のため生きてきた」
ボクシングの東洋太平洋スーパーバンタム級8位・那須川天心(帝拳)が16日、18日に東京・有明アリーナで行われるボクシング転向2戦目(Amazon プライム・ビデオで生配信)に向け、都内で会見した。セミファイナルの同級ノンタイトル8回戦でメキシコバンタム級王者ルイス・グスマンと対戦。転向後初のKO勝ちの期待が高まる中、初めて相手と顔を合わせた。戦績は25歳の那須川が1勝、27歳のグスマンが10勝(6KO)2敗。
Amazon プライム・ビデオで生配信
ボクシングの東洋太平洋スーパーバンタム級8位・那須川天心(帝拳)が16日、18日に東京・有明アリーナで行われるボクシング転向2戦目(Amazon プライム・ビデオで生配信)に向け、都内で会見した。セミファイナルの同級ノンタイトル8回戦でメキシコバンタム級王者ルイス・グスマンと対戦。転向後初のKO勝ちの期待が高まる中、初めて相手と顔を合わせた。戦績は25歳の那須川が1勝、27歳のグスマンが10勝(6KO)2敗。
多くの報道陣の前で那須川は心境を語った。黒いTシャツにキャップを後ろ向きに被って登場。「凄く体調も調子もよく、心も全て整っている。前回から5か月間、この日のために生きてきたと言っても過言ではない。それを見せられると思うとワクワクしている」と力を込めた。
「ポイントは技術もあると思うけど、そういうものだけではなく相手だったり、見ているお客さんの心を巻き込めるような試合をして、最終的には全員を倒しに行くというような気持ちでやりたい。(相手より上回っている部分は)格闘技に関する思い、マインド。しっかり倒しに行けるような姿を見せられると思う。当日のお楽しみにしておいてください」
初めてメキシコ外での試合となるグスマンは「体調はエクセレント。最高だ。メンタルも非常に充実している。あとは試合を待つだけ」と自信を見せた。相手より上回る部分を問われ、「経験だと思う。プロボクサーとしての経験だ。引き出しがたくさんある。この経験は勝利につながる要因だと思う」と気合い。那須川については「特に印象はない。普段のライバルを見ているようなもの」と話すにとどめた。
那須川は相手の印象については「あんままだ見ていないです。グスマンかなって感じです」と笑った。経験値が上回るとグスマンが話したことには「経験値は気にしていない。関係ないっしょ、いけるっしょっていう感じ」とコメント。KO決着への想いを問われ、「意識は強くなる。周りからもそれしか言われない。そんなこと言われるんだったらやってやるよって。そんなノリです」と力を込めた。
那須川は4月のデビュー戦以降2度の走り込み合宿を行い、8月には米ラスベガスで約2週間のスパーリング合宿を消化。自己最長8ラウンドにも対応し、スタミナ面を強化した。海外の猛者から左ボディーでダウンを奪うなど成長を実感。デビュー戦はダウンを奪ったものの判定勝ちだっただけに、初のKO勝ちへの期待も高まっている。
当初対戦予定だったファン・フローレス(メキシコ)が新型コロナウイルスに感染。グスマンも1日に母国で防衛戦を予定していたが、直前でキャンセルとなり、ともに相手が急遽変更された。
同興行メインイベントでは、WBA&WBC世界ライトフライ級2団体統一王者・寺地拳四朗(BMB)が、WBC1位&WBA4位ヘッキー・ブドラー(南アフリカ)との防衛戦(WBA2度目、WBC3度目)を予定。WBO世界スーパーフライ級王者・中谷潤人(M.T)は、同級6位アルヒ・コルテス(メキシコ)との初防衛戦に臨む。
(THE ANSWER編集部)