「殺害予告もあります」 テニス界で誹謗中傷が続く原因、“賭け”の悪影響を最年長ランカー訴え
アスリートに対する誹謗中傷が社会問題化する中、45歳で男子テニスの最年長ランカーとして知られる松井俊英(APFグループ)も、テニス界におけるSNSでの誹謗中傷問題の深刻さについて告白した。
45歳松井俊英が切実な告白「殺害予告や身近な人間への脅迫も」
アスリートに対する誹謗中傷が社会問題化する中、45歳で男子テニスの最年長ランカーとして知られる松井俊英(APFグループ)も、テニス界におけるSNSでの誹謗中傷問題の深刻さについて告白した。
現在中国でツアーを転戦している松井は14日、自身の公式X(旧ツイッター)で以下のような投稿をした。
「勝てそうな試合を負けると、時々、試合後に脅迫されます」
自身のインスタグラムに届いた、心ない人間からのメッセージ画像も添付。内容は英語で記された殺害予告だった。試合後に寄せられる脅迫や中傷は、実際は時々ではないという。「THE ANSWER」の取材に、松井は毅然と語った。
「このような脅迫メールは試合後によくあります。インスタのダイレクトメール(DM)では英語で誹謗中傷。そして今回のような殺害予告や、身近な人間に対する脅迫めいた言葉もあります。この現状は絶対に受け入れられません」
DMのみならず、インスタグラムのコメント欄にも中傷の声が届いていた。そして、松井だけではなく、テニス界全体の問題だという。
「これは僕だけじゃない。若手選手や女子選手からも被害の声を聞いたことがあります。住所を調べてやる、という脅しもあります。若手や女子は真剣に受け止めざるを得ない恐怖があると思います。しつこい人間は常習的に脅迫コメントを出してくる。そこがとても心配で、精神的ダメージも続くことも懸念されます」