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ボルト、決定機に“人類最速の足”が30cm届かず 解説者笑う「スピードが足りない」

陸上男子100メートル、200メートル世界記録保持者のウサイン・ボルトが31日、豪州でサッカー選手デビューした。

豪州でサッカー選手デビューを果たしたウサイン・ボルト【写真:Getty Images】
豪州でサッカー選手デビューを果たしたウサイン・ボルト【写真:Getty Images】

サッカーデビュー戦、触ればゴールのチャンスをフイに…決定的瞬間の動画に反響

 陸上男子100メートル、200メートル世界記録保持者のウサイン・ボルトが31日、豪州でサッカー選手デビューした。Aリーグの練習生として参加したクラブのプレシーズンマッチに途中出場。最大の見せ場は後半アディショナルタイム。右サイドからのクロスにフリーで飛び込んだが、あと30センチ届かず。その瞬間を米メディアが動画付きで公開し、詰め切れなかった“人類最速男”に「ちょっとスピードが足りなかった」と解説者から辛辣なジョークが飛んでいる。

 “人類最速男”の足でも届かなかった。セントラルコーストの練習生として挑んだセントラルコースト選抜とのプレシーズンマッチ。後半26分にピッチに立つと、最大の見せ場は後半アディショナルタイムに訪れた。ペナルティーエリアの裏のスペースを突いた味方が右サイドからクロスを供給。これに中央からフリーで走り込んでいたのはボルトだった。

 背番号95は猛然と10メートルほどダッシュし、クロスに反応。あとは触ればゴール間違いなし。そして、左足を出した次の瞬間だった。懸命に伸ばした足は届かず、ボールは無情にも通過。左サイドへ抜けていった。盛り上がったスタジアムは一転してため息に包まれ、ボルトも苦笑いを浮かべ、悔しさをにじませていた。結局、デビュー戦は無得点だった。

 米スポーツ専門局「ESPN」の番組「スポーツセンター」公式ツイッターは“届かなかった30センチ”の決定的瞬間を動画付きで公開。映像では実況が「わずかに届きませんでした。惜しい瞬間でした」と言うと、解説者は「ちょっとスピードが足りませんでしたね」とジョークを飛ばす場面も。目の当たりにした海外ファンからも続々と反響を呼んでいた。

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