フェデラー、自分を止められる男に錦織「私が世界1位を逃す理由になるかも」
「私が世界1位を逃す理由になるかも」…王者が脅威を感じる面々とは?
今季は通常よりもトーナメントのエントリー数を制限し、コンディションを整える戦略を立てている。4大会で3度優勝という圧倒的な成果を手にしているが、フェデラー自身は出場した大会で最大限の成績を残す義務をこれまで以上に感じているようだ。だが、「ストップ・フェデラー」に闘志を燃やすライバルに脅威も感じている。
「ある時点では難しくなるだろうね。マレーかジョコビッチ、ナダル、スタン、ティエム、錦織がとてもいいコンディションになれば、破るのは難しいだろう。これがビッグトーナメントで優勝できずに、私が世界1位を逃す理由になるかもしれないね」
世界ランク1位のアンディ・マレー(イギリス)をはじめ、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、スタン・ワウリンカ(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)、錦織、ドミニク・ティエム(オーストリア)の6人には、相手のコンディション次第で自らを止められる可能性があると、フェデラーは考えているようだ。
今季故障などで苦しんでいる錦織に対する評価の高さを、フェデラーは明かす一方で、世界1位は現時点の目標ではないと語る。
「それは今の私のゴールではないんだ。今は健康であることで、ただただ幸せなんだ。今季序盤はおとぎ話のようだ。ここからどうなるか楽しみだよ。今はオフを取れて嬉しいんだ」
フェデラーはライバルの強さも感じながら、今は5月末の全仏オープンに向けた充電期間を楽しんでいるようだ。
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ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer