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英競馬で衝撃連発 2頭立てレース、初出走馬が単勝1.04倍本命を差し切り「歴史に名を残した」

英競馬で歴史に残る大波乱が起こった。現地時間5日に英リポン競馬場で行われた2頭立ての3歳限定戦で、単勝オッズ1.04倍の本命馬が初出走馬に差し切られて敗戦。同国史上最安タイのオッズの敗戦馬となった。英専門紙は「リポンでの衝撃」と報道。「歴史に名を残した」と伝えている。

海外競馬で行われた2頭立てレースが話題だ(画像はイメージです)
海外競馬で行われた2頭立てレースが話題だ(画像はイメージです)

英リポン競馬場で行われたレース

 英競馬で歴史に残る大波乱が起こった。現地時間5日に英リポン競馬場で行われた2頭立ての3歳限定戦で、単勝オッズ1.04倍の本命馬が初出走馬に差し切られて敗戦。同国史上最安タイのオッズの敗戦馬となった。英専門紙は「リポンでの衝撃」と報道。「歴史に名を残した」と伝えている。


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 追い比べを制した。リポン競馬場で行われた第1レースは3歳未勝利馬による「メイデン・フィーリーズステークス」(芝1600メートル、良)に出走してきたのは、なんとたったの2頭。日本では成立しない頭数のために珍しいレースだが、本命に推されたのは近走2連続2着と好走中のドゥーム。もう1頭はこのレースがデビュー戦のカルモロジーということで、ドゥームの単勝オッズは「1-25」(1.04倍)という圧倒的な支持を得た。

 レースはドゥームが先行。しかし、残り1ハロンを過ぎると、2馬身ほど後方に置かれていたカルモロジーが猛然とスパート。懸命に粘り込みを図るドゥームの外から襲い掛かったカルモロジーは上手に手前も変えて鮮やかに差し切り、逆に1馬身差をつけてゴールに入線した。

 英専門紙「レーシングポスト」は「1-25のドゥームが英競馬の最低オッズの負け馬に並ぶリポンでの衝撃」との見出しで報道。「ドゥームという名の馬は、リポンでのカルモロジーとのレースで1-25で敗れ、イギリスでの最低オッズの負け馬の記録に並び、歴史に名を残した」とし、1948年のアスコット競馬場でロイヤルフォレストが負けた際の最安オッズと並ぶ敗戦だったことを紹介した。

 同紙はカルモロジーを管理するバーク調教師がスカイスポーツに語ったコメントも紹介。「彼女は素敵な牝馬だけど、まだ成長途中で、来年やさらに先に向けて取り組んでいる」とし「私が実際に彼女をエントリーしたのは、レースがすぐそばにあったことと、あまりエントリーがなかったから。彼女に良い教育をしようと考えた」と、まずはレースを覚えさせようという意図の出走だったという。

 ただ、2頭立てだったことには驚きだったようで、同師は「9つのエントリーがあって、私は日曜日の朝にそれを追ってきた。ランナーが2人しかいなかったとは信じられなかったけど、うまくいった」と語っている。

(THE ANSWER編集部)

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