ボクシング因縁の再戦へ「クリーンな試合を」 負傷で試合延期した重岡銀次朗が決意「KOします」
ボクシングの亀田プロモーションは6日、重岡優大、銀次朗(ともにワタナベ)の兄弟が10月7日に東京・大田区総合体育館で団体内王座統一戦を行うことを発表した。ともに世界ミニマム級暫定王者の2人。それぞれ正規王者との対戦へ、この日は興行をプロモートする元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏とともに都内で会見に臨んだ。興行はABEMAで全試合無料生配信される。
重岡優大&銀次朗が会見
ボクシングの亀田プロモーションは6日、重岡優大、銀次朗(ともにワタナベ)の兄弟が10月7日に東京・大田区総合体育館で団体内王座統一戦を行うことを発表した。ともに世界ミニマム級暫定王者の2人。それぞれ正規王者との対戦へ、この日は興行をプロモートする元世界3階級制覇王者・亀田興毅氏とともに都内で会見に臨んだ。興行はABEMAで全試合無料生配信される。
弟・銀次朗は1月にIBF王者ダニエル・バラダレス(メキシコ)に世界初挑戦したが、3回に偶然のバッティングで王者が負傷し、試合続行不可能で無効試合に。ルール上では4回終了までいけば銀次朗の負傷判定勝ちだったが、3回だったため決着つかず。劣性に立たされた王者が実力差を知った後、故意に負傷を狙う作戦に出たことが疑われるなど物議を呼んだ。
4月16日に再戦を目指したが、バラダレスが左鼓膜負傷を訴えて実現せず、銀次朗は別の選手との暫定王座決定戦に勝利。同日同階級では世界初の兄弟世界王者誕生の快挙だった。銀次朗とバラダレスは8月11日に団体内王座統一戦を行う予定だったが、銀次朗が調整期間に負傷。因縁の再戦は延期となっていた。バラダレスは今回が銀次朗戦以来の試合となる。
銀次朗は黒のジャケット姿で登壇。怪我の経緯を含め、決意などを明かした。
「怪我は治りました。ランニングを軽く始めています。(8月11日は)気合いが入っていてやりたかったけど、準備してくださった皆さんに迷惑をかけた。一人でやっているんじゃないと実感した。10月は文句なしの戦いで勝ちたい。1月の試合は3ラウンドだけ。相手の強みは少しわかったけど、本気の殴り合いはしていない。あの頃からフィジカルトレーニングを強化したし、また新しいもっと強くなった姿を見てもらいたい。
次は1回から打ち合いになるとは思わない。頭が危ないのでそこを気を付けたい。4月の試合はダウンもしたし、もうちょっと冷静に戦いたい。初回から着実にプレッシャーをかけていきたい。対策は全くしていないけど、自分のスタイルを進化させているところ。4月と違った姿を見せられると思う。あとはクリーンな試合を見せられると思う。KO宣言します。KOしか狙っていない。長丁場でもプレッシャーをかけ続けて必ずどこかで仕留めたい」