バーランダーを襲うバケツ!? 決定的瞬間に“犯人”は「その瞬間、走馬燈が…」
米大リーグでサヨナラ弾が飛び出し、ホームインする瞬間、チームメートが歓喜のあまり放り投げたバケツが危うく歓喜の輪に落下寸前の事態が発生。それを投げた本人が自らブロックするという“自作自演救出”が発生し、米メディアが「バケツからバーランダーを救う」と題して動画付きで紹介。本人は「その見た瞬間、人生が走馬燈のようによぎった」と振り返っている。
アストロズのサヨナラ劇でケンプが放り投げたバケツが歓喜の輪へ…
米大リーグでサヨナラ弾が飛び出し、ホームインする瞬間、チームメートが歓喜のあまり放り投げたバケツが危うく歓喜の輪に落下寸前の事態が発生。それを投げた本人が自らブロックするという“自作自演救出”が発生し、米メディアが「バケツからバーランダーを救う」と題して動画付きで紹介。本人は「その見た瞬間、人生が走馬燈のようによぎった」と振り返っている。
なんともユニークな珍事が発生したのは、29日(日本時間30日)のアストロズ―アスレチックスの一戦だった。4-4で迎えた9回1死。延長突入かと思われた矢先、5番ホワイトが左翼スタンドに運んだ。試合を決めるサヨナラ弾。本拠地が熱狂を渦巻き、ナインも殊勲の打者をホームベース付近で出迎えた。そして、ホワイトがホームインしようとした時だ。
ケンプが喜びのあまり、バケツを天高く放り投げた。ここまでは珍しくもない光景だが、予想外だったのはここからだ。あろうことか、歓喜の輪の後列から放った青のバケツは輪の中心に舞ってしまったのだ。喜びを爆発させるエース・バーランダーらナインは誰も気づかない。危ない――。そう思った次の瞬間だった。
バケツに飛びついたのは投げたケンプ本人だった。猛ダッシュして飛び上がり、人のいない方へ叩き落とした。そして、ケンプは何事もなかったかのように輪の中に飛び込んでいったのだ。事なきを得たケンプだったが、証拠が残されていた。中継映像にばっちりと投げてから落ちるところまで一部始終が映り込んでいたのだ。