中国開催の陸上世界最高峰大会で危険行為 100m決勝後、観客トラック乱入で五輪金メダル選手に抱きつく
陸上のダイヤモンドリーグ(DL)第12戦が2日、中国・厦門で行われ、男子100メートル決勝でハプニングが勃発した。レース後に過激なファンがトラックに乱入。走り終えたばかりの選手に抱き着くという出来事があった。
中国で行われた陸上・ダイヤモンドリーグ第12戦
陸上のダイヤモンドリーグ(DL)第12戦が2日、中国・厦門で行われ、男子100メートル決勝でハプニングが勃発した。レース後に過激なファンがトラックに乱入。走り終えたばかりの選手に抱き着くという出来事があった。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
問題のシーンは、男子100メートルのレースが終わった直後。3レーンを走ったヨハン・ブレーク(ジャマイカ)のもとに男性が駆け寄り、何とそのまま抱きついて押し込んだ。その後、男性はブレークと肩を組むような体勢でスタンドに手を上げてアピール。警備員の姿は全くなく、男性は抱きついた際にブレイクからはがれ落ちてしまったレーン番号のゼッケンを拾い上げて“拝借”すると、そのままフェンスをよじ登って客席に戻っていった。
危険行為に遭遇したブレークはこの様子をとらえた映像を自身のX(旧ツイッター)に公開。「ファンの愛と支援は比類なきもので、言葉を失ったよ」などとつづっている。
レースはクリスチャン・コールマン(米国)が9秒83で優勝。2位には9秒85でK・トンプソン(ジャマイカ)が続き、3位はフレッド・カーリー(米国)で9秒96だった。2012年ロンドン、2016年リオデジャネイロ五輪400メートルリレーで金メダルを獲得しているブレークは10秒04で6位に終わっている。
(THE ANSWER編集部)