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中国メディア消沈「バスケの優位性は風と共に消えた」 W杯輝いた日本と対照的な姿に嘆き節

バスケットボールのワールドカップ(W杯)は2日、沖縄アリーナでの順位決定リーグ(L)で世界ランク36位の日本が80-71で同64位カーボベルデを下し、48年ぶりに自力での五輪出場を決めた。アジア勢1位がパリ五輪切符を掴む条件の中、ライバル中国は最終戦でフィリピンに75-96で敗れた。中国メディアは「我々のチームは、その特徴をいったいどこに忘れてきてしまったのだろうか」などと嘆いていた。

パリ五輪出場を決めたバスケ日本代表【写真:(C)FIBA】
パリ五輪出場を決めたバスケ日本代表【写真:(C)FIBA】

バスケW杯で日本がパリ五輪切符獲得

 バスケットボールのワールドカップ(W杯)は2日、沖縄アリーナでの順位決定リーグ(L)で世界ランク36位の日本が80-71で同64位カーボベルデを下し、48年ぶりに自力での五輪出場を決めた。アジア勢1位がパリ五輪切符を掴む条件の中、ライバル中国は最終戦でフィリピンに75-96で敗れた。中国メディアは「我々のチームは、その特徴をいったいどこに忘れてきてしまったのだろうか」などと嘆いていた。

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 中国メディア「澎湃新聞」は「中国男子バスケが失い、日本が身につけたもの」との見出しで記事を掲載。「中国がW杯で『負けることに無感覚になってしまった』とき、バスケファンはほぼ悟っていた」とはじめ、こう続けた。

「『パリ五輪にはもういけないのだろう。もしかしたら、もともと中国バスケは五輪に行く資格などなかったのかもしれない』と。しかし、五輪参加資格を失う時が本当にやってきたとき、とりわけ21点差でフィリピンに屈辱的な負けを喫した今、心にわずかな痛みを感じずにはいられない。熱血漫画さながらの日本チームのパフォーマンスを見せられた今はなおさら」

 快挙を成し遂げた日本と、沈んだ母国の対比をしながらこう記した。

 さらに「『死の組』からその手にパリ五輪出場資格を手にするまで、日本の男子バスケチームは開催国としての優位性があるとはいえ、2試合を最終Qで逆転し、日本のバスケのスタイルを余すことなく示して見せた。日本は女子バスケチーム台頭の考え方を踏襲して、アジアで最も特色あるチームに成長した」と日本バスケ界の男女通じての成長を表現した。

「その一方で我々中国のチームは、その特徴をいったいどこに忘れてきてしまったのだろうか」と嘆いている記事では「中国男子は世界のバスケットボール界で最も特徴のないチームの一つとなった。当時の中国のスピーディな動き、コート全面で相手に迫る戦術、安定したシュート決定力、インサイドでの優位性はすでに中国プロバスケットボールリーグの安逸な雰囲気の中、風と共に消えてなくなった」とかつての輝きをなくしつつあると危惧している。

(THE ANSWER編集部)


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