MLB初「30-60」達成の日に突然挙式、たった1日で準備したアクーニャJr.の理由「家族は一番重要」
米大リーグ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手は8月31日(日本時間9月1日)にロサンゼルスで行われたドジャース戦で、史上初となるシーズン30本塁打、60盗塁の偉業を達成した。そしてこの日は別の意味でも、人生の特別な1日となった。挙式のあとに試合に臨んだのだ。米スポーツ専門局「ESPN」がこの日について詳細に伝えている。
メジャー史上初の30発60盗塁を記録したその日…朝から挙式の理由
米大リーグ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手は8月31日(日本時間9月1日)にロサンゼルスで行われたドジャース戦で、史上初となるシーズン30本塁打、60盗塁の偉業を達成した。そしてこの日は別の意味でも、人生の特別な1日となった。挙式のあとに試合に臨んだのだ。米スポーツ専門局「ESPN」がこの日について詳細に伝えている。
記事によると、アクーニャJr.はこの日の試合のチケットを、妻となったマリア・ラボルデさんにプレゼントした。そこにはスペイン語で「残りの人生、僕たちにとって信じられないぐらい特別なこの日を、君が一生忘れないことを願うよ」と記されていたのだという。
「30-60」という史上初の偉業を、満塁本塁打で決めたアクーニャJr.を、妻と2人の息子(2歳のロナルド・ダニエルくんと11か月のジャマールくん)は、ドジャースタジアムのセクション108から見ていた。この日に挙式したのは、深い理由があったのだという。
25歳のアクーニャJr.と23歳のマリアさんは約4年前に知り合い、今年1月に婚約した。ただ彼女のベネズエラのビザでは、子どもたちも含め1度の訪米で3か月しか滞在できない。今週末には帰国する予定になっており、記事は「大活躍を続けるアクーニャJr.が、ワールドシリーズのチャンピオンかMVP、あるいはその両方になれるかもしれない時期に(米国に)戻ってくることはできなかった」「アクーニャは彼女と子どもたちを抜きに、それらを経験したくはなかった」と切羽詰まった状況を伝えている。
問題を解決するには、予定よりも早く結婚するしかなかった。時間の猶予はなかった。