羽生結弦、功績はフィギュア界を超越 米記者「スポーツ界の神殿にふさわしい」
平昌五輪の連覇に期待「時代を代表するアスリートを目撃することになる」
その一方で過去のスケーターと功績を単純に比較することは不可能と分析している。理由としてジャッジ、得点に関するシステムの違いやジャンプの進化が存在していることを挙げ、「判断する上でベストの方法は、その時代でどれだけ圧倒的な存在であったか、という点で比較することだ」と指摘。その上で、こう述べている。
「これに基づけば、22歳のハニュウがすでにスポーツ界の神殿にふさわしいことは、疑いの余地はないだろう」
世界で「圧倒的な存在」となった日本の22歳を「スポーツ界の神殿」と表現。もはや、羽生結弦という功績はフィギュアを超越し、スポーツ界に名を残す存在になったと分析している。
今季は国別対抗戦(20~23日、代々木第一体育館)に出場を予定しているが、早くも来年の平昌五輪に注目が集まる。記事は「2018年の冬季オリンピックで彼は、さらにその功績を増やすかもしれない。ソチ五輪ではフリーで2度のミスがありながら金メダルに輝いている」と連覇に期待を込め、こう締めくくった。
「来年の2月には、4年に一度しかスケートを見ないという人達も、時代を代表するアスリートを目撃することになるだろう」
フィギュア界のみならず、スポーツ界を代表するアスリートと数えられるまでに飛躍した羽生結弦。日本の絶対王者は、これからどんな足跡を残し、世界のファンを魅了させてくれるだろうか。
【了】
ジ・アンサー編集部●文 text by The Answer