大谷翔平は二刀流を続けるのか…番記者の分析は

　右肘の靭帯を損傷していると23日（日本時間24日）に発表されたエンゼルス・大谷翔平投手の今後について、米国ではさまざまな議論が持ち上がっている。2度目の手術が必要な事態となれば、投打二刀流の今後にも暗雲となりかねない。そんな中でエンゼルス番記者は大谷の今後の二刀流継続について言及し「その可能性はある」としている。

　カリフォルニア州の地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」でエンゼルス番を務めるジェフ・フレッチャー記者は、米国のポッドキャスト番組「ファウル・テリトリー」に出演し、今後の見通しについて語った。

　その中で「明らかに彼（大谷）は、本当に勝ちたいと思っている。そして同時に歴史的な二刀流のスーパースター選手にもなりたいと。だから二刀流を続けることを優先するのではないか。100％とは言わないけれど、その可能性はある」としている。

　また、この番組ではツインズなどで捕手として活躍したAJ・ピアジンスキー氏が、今季のMVP投票の行方を占っている。大谷はここまで投手として10勝、打者としてはリーグ首位を独走する44本塁打を放っており、MVP受賞は決定的だとみられてきた。

　ピアジンスキー氏は「あと5週間残っている。1か月間クレージーなことをやって、もしかしたらまだ誰かが投票を奪うことはできると思うよ」と、爆発的な成績を残す選手が現れれば、大谷に入るはずだった票が他に移ることもあるとした。「投票者たちは1年間のシーズン全体を見ているからね。分からないけど、そうなる可能性は前より上がったと思う」。残るシーズン、大谷が打者として出場を続けるのかどうかにも左右される。