錦織、8年前から支えるコーチが語る成長と信頼感 「私たちは理解し合えるんだ」
2010年から支えるボッティーニ氏「8年前と同じように話をしたりはしないよ」
また自身と、チャンコーチとの関係性についてはこう話している。
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「とても良いよ。とても良い、実際に我々はお互いを良く補完し合えていると思う。コートの外ではとても異なるけど、ひとたびテニスについて話をすれば、お互いをしっかり補え合えるんだ。彼と共に取り組んできて、とてもハッピーだ。ケイのチーム全体に関してハッピーだね。文句はないよ。もしチームで一体感がなければ、一緒に取り組みなんてできない。それは間違いないね」
チャンコーチが“チーム・ケイ”入りするより以前から錦織を支えるボッティーニ氏。チームとして補い合えていると強調している。
「彼(チャンコーチ)が加わった際は、彼にケイと話をするための時間を作るようにしているんだ。我々はどちらもハードに取り組むのを好む。彼は本当に熱心だ、彼のその部分は大好きだね。私はもう少しリラックスしている感じで、彼はもう少し事細かなタイプ。だから補完し合えているんだ。彼が加わった際は、彼のやり方をしてもらうようにしている」
2010年から錦織と共に時間を過ごしてきたボッティーニ氏。8年前と比べて錦織はどう成長し、何が変わったのだろうか。
「最初、彼は20歳とはいえ、もっと子供らしかったし、私は彼が多くの面で向上できると感じていたんだ。常に上を目指さないといけない。歳を重ねれば、人に対してのアプローチは変わってくる。8年前と同じように彼に話をしたりはしないよ。彼は今は物事をより理解している。時々彼をみていると、彼も私をみている。お互いの考えが分かっているんだろうね。振る舞いや顔つきを見ていれば、私たちは理解し合えるんだ」
強い信頼の絆で結ばれている両者。2014年には準優勝した大会で、今年はどんな成績を残すのか。“チーム・ケイ”の底力を発揮する格好の舞台だ。
(THE ANSWER編集部)