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錦織、8年前から支えるコーチが語る成長と信頼感 「私たちは理解し合えるんだ」

テニスの4大大会最終戦、全米オープンが開幕。世界ランク19位の錦織圭(日清食品)は、28日(日本時間29日)に同50位マクシミリアン・マーテラー(ドイツ)との1回戦に臨む。ATPツアーは、悲願のグランドスラム初制覇を目指す錦織を特集。アルゼンチン人コーチのダンテ・ボッティーニ氏をインタビューし、錦織の故障からのカムバック途上の現状、そして同じくコーチを務めているマイケル・チャン氏についても語っている。

錦織圭とダンテ・ボッティーニ氏【写真:Getty Images】
錦織圭とダンテ・ボッティーニ氏【写真:Getty Images】

全米OP初戦を目前に控え、ATPツアーが錦織のコーチを直撃

 テニスの4大大会最終戦、全米オープンが開幕。世界ランク19位の錦織圭(日清食品)は、28日(日本時間29日)に同50位マクシミリアン・マーテラー(ドイツ)との1回戦に臨む。ATPツアーは、悲願のグランドスラム初制覇を目指す錦織を特集。アルゼンチン人コーチのダンテ・ボッティーニ氏をインタビューし、錦織の故障からのカムバック途上の現状、そして同じくコーチを務めているマイケル・チャン氏についても語っている。


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 ATPツアーは公式サイトで「ボッティーニがケイのカムバック、チャンとの取り組みについて語る」と題して特集を展開している。

 記事ではまずボッティーニ氏が2010年12月から錦織のコーチを務めていることを紹介。最高で世界ランク4位まで上り詰めたが、右手首の怪我のために2017年シーズンの後半戦を棒に振るなどし、ランクを落とした。現在は19位。ここから再び上昇を目指す中で、何が求められるのか。ボッティーニ氏はこう話している。

「彼とはとても辛抱強く言葉を交わさないといけない。6か月後に復帰するのは容易ではないよ。怪我する前の良かった頃の感覚を取り戻さないといけない。私たちはこの期間懸命に取り組んできた上で、1月のチャレンジャー大会に挑んだ。言ったように、彼は良かった時の感覚を再び得られるようにする必要がある」

 トップ5に君臨していた当時と比べ、コーチ側のアプローチ、考え方は変わってきているのだろうか。同氏は「そんなには変わらない」とした上でこう語っている。

「ケイがコート上でできることに関しては分かっているからね。もちろん、全てにおいて取り組まないといけない。ただ昨年の課題であると思われた特定のショットに少し重きを置いて取り組んできた。ただ、(メンタル面では)そんなに違いはないね。向上し続けられるように、可能な限りハードに取り組んでいる」

 錦織の試合前のルーティーンに関しても言及している。直前に前向きな気持ちになれるような言葉を交わすのか、そっとしておくのか。同氏は「話はするよ。試合前日も試合当日も。ポジティブに、彼を勇気づけ、彼が必要とする戦術は何であっても授け、その日の試合に挑む上で必要なこと、これまでに取り組んできたことをリマインドするようにしている」と明かしている。

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