大谷翔平は「数億ドルの代償をすでに知っていた」 右肘負傷後の敵21歳との塁上交流に米記者言及
米大リーグ・エンゼルスは23日(日本時間24日)、大谷翔平投手がUCL(内側側副靭帯)の損傷により、今季残り試合に投手としては出場しないことを発表した。同日のダブルヘッダー第2戦の途中にはレッズの次世代スーパースター候補らと塁上で笑顔で交流していたが、そのシーンについて米記者は「キャリアが変わってしまうかもしれないとすでに知っていた」と言及している。
大谷とデラクルーズの塁上の交流に言及
米大リーグ・エンゼルスは23日(日本時間24日)、大谷翔平投手がUCL(内側側副靭帯)の損傷により、今季残り試合に投手としては出場しないことを発表した。同日のダブルヘッダー第2戦の途中にはレッズの次世代スーパースター候補らと塁上で笑顔で交流していたが、そのシーンについて米記者は「キャリアが変わってしまうかもしれないとすでに知っていた」と言及している。
【特集】“欽ちゃん球団監督”片岡安祐美の今 2度の流産を経て母に…思春期の後悔「生理に見て見ぬふりを」
(W-ANS ACADEMYへ)
大谷はレッズとのダブルヘッダー第1戦に「2番・投手」で投打同時出場。2回の投球中に異変を訴え、緊急降板した。打者としても3回の打席に代打を送られて交代し、その時点で球団は「腕の疲労」が原因としていた。
その後、同第2戦に「2番・DH」で出場。5回1死一塁の第3打席で右翼に二塁打を放つ。ここでレッズが投手交代し、試合が止まった間の出来事だった。遊撃を守るエリー・デラクルーズ内野手が大谷に声をかける。これは何だろうといわんばかりに右手人差し指で“つんつん”。大谷も楽しそうに声を上げて応じた。
MLBで輝きを放つ21歳怪物との微笑ましいシーンは直後から話題を呼んでいたが、米カリフォルニア州地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のエンゼルス番ジェフ・フレッチャー記者は自身のX(旧ツイッター)で、「ちなみに、オオタニはフィールドでエリー・デラクルーズと交流していた時には、自分がUCLを損傷していて、数億ドルの高い代償を伴い、彼のキャリアが変わってしまうかもしれないとすでに知っていた」と言及した。
この投稿に米ファンも反応。「最高の選手で、素晴らしい人だ。彼はこの試合のためにすべてを犠牲にしてきた。この怪我が伴ったとしても、オオタニにはまだ価値がある」「この試合でプレーするにはかなりのタフさが必要だ」「並外れたアスリートだ。しかも模範的な人」「オオタニが早くよくなることを祈る、彼のプレーを見るのは本当に楽しいから」「彼は世界最高の選手であるだけじゃない、ただただ素晴らしい人なの」など、右肘の状態が悪いことを知りながら相手選手と笑顔で交流した人間性に改めて注目していた。
(THE ANSWER編集部)