MLBネットワークのジョン・モロシ記者が賛辞

　米大リーグで右肘靭帯損傷と診断されたエンゼルス・大谷翔平投手について、米メディアも一斉に報じている。その中で、MLBネットワークの名物記者は23日（日本時間24日）のダブルヘッダー第1試合で途中降板した後に右肘靭帯損傷の診断を受けながら第2試合に先発出場したことに感銘。「負傷をダブルヘッダー第1戦と第2戦の間に知らされていたにもかかわらず……」と述べた。

　MLB専門局「MLBネットワーク」公式X（旧ツイッター）が公開した動画内で、同局のジョン・モロシ記者は「これは我々みんなが聞きたくなかったニュースです」と大谷の悲報を伝えた。「昨晩の私の感情は2つ。1つ目はショウヘイへの心配。彼の短期＆長期的な将来がどうなるのかということにもです。2つ目は彼が長い間やってきたことへの感謝です。何も約束されたものではないことを今、思い出させたからです」と述べた。

　その上で特筆したのは、右肘靭帯損傷が判明した23日の出来事。「並外れているのは、彼がこの負傷をダブルヘッダー第1戦と第2戦の間に知らされていたにもかかわらず、第2戦で素晴らしい活躍をしました」と訴えた。

　大谷はレッズとのダブルヘッダー第1試合にリアル二刀流で出場。初回に44号2ランを放った後、2回に緊急降板し、3回の打席で代打を送られて試合から退いた。そして、右肘の問題が判明した。にもかかわらず、第2試合に野手として出場。二塁打も放った。モロシ記者は「彼は桁外れの選手で、人間としても素晴らしい。偉大なアスリートで野球選手。球界のみんなが彼の次のステップについて心配しているでしょう」と伝えた。