原英莉花、復帰4戦目で暫定7位の好発進 1年前に大粒の涙流した小樽「イメージ消して克服して」
女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディスは24日、北海道・小樽CC(6695ヤード、パー72)で開幕。雷雨接近による中断ののち、天候の回復が見込めないため、午後3時55分にサスペンデッドとなった。午前組でスタートした原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は5バーディー、2ボギーの69で回り、3アンダーで暫定7位につけた。腰のヘルニア手術をしてから復帰4戦目。昨年、最終日に崩れて大粒の涙を流した因縁の大会で「違う景色の小樽で勝ちたい」と優勝を誓った。
ニトリレディス初日は悪天候によるサスペンデッド
女子ゴルフの国内ツアー・ニトリレディスは24日、北海道・小樽CC(6695ヤード、パー72)で開幕。雷雨接近による中断ののち、天候の回復が見込めないため、午後3時55分にサスペンデッドとなった。午前組でスタートした原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は5バーディー、2ボギーの69で回り、3アンダーで暫定7位につけた。腰のヘルニア手術をしてから復帰4戦目。昨年、最終日に崩れて大粒の涙を流した因縁の大会で「違う景色の小樽で勝ちたい」と優勝を誓った。
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見事なカムバックだった。インスタートでパーを重ねながら13番パー5でバーディーが先行。しかし、16番パー4で池に入れてボギーとすると、18番パー4でも2打目を右奥に外してボギーという嫌な流れで前半を終えた。それでも後半最初の1番パー4で5メートルを沈めてバーディーを奪うと、3番もバーディー。8、9番の上がり2ホールも連続バーディーで締めた。
「自分の中ではティーショットもそんなに悪いイメージがなかったので、後半は5つもぐるぞと思って、いい集中を持って1番でバーディーをとれたので、少し乗れたかなと思います」と振り返った原。ドライバーの飛距離が出ていないと感じながらも「後半に、インパクトからフォローへのスピード感を意識したら、出球がもうちょっと安定したので、いいショットが増えた」とラウンド中の修正が効いたことを明かした。
5月に腰のヘルニア手術に踏み切り、ツアーを約3か月欠場。北海道meijiカップで復帰してから3戦はいずれも予選は通過したが、56位、11位、39位と優勝争いには絡めなかった。「1位を見て復帰戦を挑んできたのに、ウジウジしていると、こういうスコアの日々を過ごしてしまうメンタルになってくるので、それは嫌だな」と思い描いた結果が出ていないことへの葛藤があるという。それだけに「ガンガン攻めていいスコアが出せたらいいなと思っています」と語った。
昨年大会は3日目まで首位に立ちながら、最終日に崩れて7位。ラウンド後には大粒の涙を流した。「過去のイメージが邪魔してくる時もあるので、そこはイメージを消して克服して、この違う景色の小樽に勝ちたいなと思います」と前だけを向いた。
この日は60選手がホールアウトできず。第1ラウンドの残りは25日午前7時30分から再開される。
(THE ANSWER編集部)