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「彼のことを思うと心苦しい」 投手・大谷翔平の今季絶望に球団GMも沈痛、手術は「分からない」

米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、レッズとのダブルヘッダー第2戦に「2番・DH」で出場した。第1戦では投打同時出場するも、腕の疲労のため2回に途中降板。第2戦終了後、ペリー・ミナシアンGMが会見し、右肘のUCL(内側側副靭帯)の損傷により「投手・大谷」が今季絶望となったことを明かした。

レッズ戦で降板するエンゼルスの大谷翔平【写真:Getty Images】
レッズ戦で降板するエンゼルスの大谷翔平【写真:Getty Images】

レッズ戦で緊急降板

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は23日(日本時間24日)、レッズとのダブルヘッダー第2戦に「2番・DH」で出場した。第1戦では投打同時出場するも、腕の疲労のため2回に途中降板。第2戦終了後、ペリー・ミナシアンGMが会見し、右肘のUCL(内側側副靭帯)の損傷により「投手・大谷」が今季絶望となったことを明かした。

 大谷はレッズとのダブルヘッダー第1戦に「2番・投手」で投打二刀流出場。2回の投球中に異変を訴え、緊急降板していた。打者としても3回の打席に代打を送られて交代。球団は「腕の疲労」が原因としていた。その後の同第2戦には「2番・DH」で出場。右翼線二塁打を放っていた。

 試合後、カリフォルニア地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」のX(旧ツイッター)はペリー・ミナシアンGMの会見映像を公開。「ショウヘイは今日途中交代した。我々が試合と試合の間に画像検査を行ったところ、彼には断裂があった。彼は今季の残りは投げない。ダブルヘッダーの2試合目は出場させたが、基本的には毎日様子を見ながらになる。それが現状だ」と、投手としては今季絶望となったことを伝えた。

 UCLの損傷を認めたミナシアンGMは「計画や詳細についてはまだ持っていない。ダブルヘッダーの2試合目は打ったし、彼は2018年にもその状態で出場していた。日々確認しながら様子を見ていく。もちろん残念だし、彼のことを思うと本当に心苦しい」と無念の思いを口にした。

 手術について問われると「まだ分からない。試合と試合の間で判明したばかりだ。(2試合目の)試合前に画像検査をして、すぐに話し合った。彼と彼の代理人と話し合った。残念なことだ。しかし、彼が2試合目に出場したことは彼がどういう男かをよく表している。彼がプレーするのが大好きなこと、彼にとってチームメートが、このチームがどれだけ大事か。それはとても感銘を受けるものだ」と語った。

 大谷は投手として今季23試合に登板。10勝5敗、防御率3.14の好成績を残し、サイ・ヤング賞候補の一人にも挙げられていた。8月9日(同10日)のジャイアンツ戦で6回1失点と好投していたが、それ以来の登板だった。

(THE ANSWER編集部)

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