レース直前にアフリカ選手から「ありがとう日本、東京」 400m日本新・佐藤拳太郎に心温まる裏話【世界陸上】
ブダペスト世界陸上の男子400メートルに出場した佐藤拳太郎(富士通)は、20日に行われた予選で44秒77の日本新記録をマーク。1991年に高野進が記録していた44秒78を32年ぶりに更新した。新たな歴史を築いた佐藤は自身のX(旧ツイッター)を更新し、世界記録保持者の外国人選手とのレース直前のエピソードを紹介し、「温かい気持ちになりました」と振り返っている。
ブダペスト世界陸上、舞台裏のエピソードを紹介
ブダペスト世界陸上の男子400メートルに出場した佐藤拳太郎(富士通)は、20日に行われた予選で44秒77の日本新記録をマーク。1991年に高野進が記録していた44秒78を32年ぶりに更新した。新たな歴史を築いた佐藤は自身のX(旧ツイッター)を更新し、世界記録保持者の外国人選手とのレース直前のエピソードを紹介し、「温かい気持ちになりました」と振り返っている。
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予選で会心の走りを見せ、新たな歴史の扉を開いた佐藤。44秒77をマークし、トラックの五輪種目では最古の日本記録を更新した。22日の準決勝でも44秒99を記録したが、組5着となり惜しくも敗退。決勝進出を逃したものの、今大会で鮮烈なインパクトを残した日本人選手の1人となった。
そんな佐藤が、23日に自身のXを更新。レース直前に起きた出来事を振り返っており、「招集場に入った際、世界記録保持者のWayde van Niekerk選手が真っ先に握手をしてくれて、更に来る選手全員に同じことをしていて、温かい気持ちになりました」と、準決勝で同組を走ったウェイド・バンニーキルク(南アフリカ)が見せた振る舞いを紹介。「その後日本語で『ありがとう日本、ありがとう東京』と何度も言ってくれて、トップアスリートであると共に人格者だなと改めて思いました」と感銘を受けたことを伝えている。
この投稿にネット上の日本人ファンも、「強さの秘訣って人柄のよさもあるのかな」「素晴らしいエピソード」「めちゃいい話」「涙出ますね」など、トップアスリート同士の舞台裏の交流に反応している。
(THE ANSWER編集部)